
花組博多座公演『マジシャンの憂鬱』初日の3月8日(土)15時と翌9日(日)11時公演の感想の続き。
・シャンドールが初めてボルディジャール皇太子と面会する場面。
初演ではシャンドールが立ち上がろうとするとボルディジャールが静かに手で制して話がストップする、というのが笑いどころだった。(たぶん)
ただ、そんなに面白くない……ただでさえ照明が暗くて失われかけた意識がさらに遠のく……という困った場面であったが、花組版はこのお話ストップは減ってた気がする。
3年もの間、愛妻マレークを喪って憔悴している皇太子ほのか。
ほのかちゃんは体格がよろしいので、ぱっと見はとてもきちんとした生活を送ってきたらしい。
周囲の人のケアもよかったのだろうし、本人も周囲に心配をかけないよう、また政治情勢もかんがみて気を張って生きてきたのだろう。
でも「妻が生きている」となってからのパッションのあふれ方は、閉じこめた感情の開放。
「いいえ、私は元気百倍です!!」の嘘偽りのなさがすごい。
彼なら100キロの道のりも歩いていくであろう。
まさかのコメディエンヌぶりだった。
そういや、行ったことないけどほのか茶は面白いらしいですね。
・シャンドールはスマート。
3年間、心を張り詰めさせていたヴェロニカによく眠れる香りのハンカチを送る。
シャンドールにとっては日常のマジックのひとつで取り立てて言うほどでもないことだろう。
でもこのさりげないふるまいに、ヴェロニカの心がほどけていく。
・ヴェロニカの生真面目で猪突猛進な感じが美咲ちゃんに合ってましたね。
初演のみほこのほうが気持ちが内向きで、美咲ちゃんのほうが視野が狭い感じはする(寄り目気味だから……ではないと思う)。
みほこよりも体当たりな感じがあるのは若いからかしら。
初演のみほこ(かなみん)も美声の歌姫だったけど、今回の美咲ちゃんも歌が上手いから安心。
守られるだけじゃなくて、命がけで守ろうとしてくれるヒロインはときめく。
・カタコンベの「離れない 離さない」のバカバカしさ最高。
「あなたのお友だちですか」は完全に遊んでるよね。
半オフのひとこと美咲ちゃんの感じとかぶった。(公演インタビューとかさ)


コメント