『ボー・ブランメル~美しすぎた男~』感想・4

雪組大劇場公演『ボー・ブランメル~美しすぎた男~』4回観ての感想の続き。

プリンス・オブ・ウェールズ/せおっち

プリンスせおっちがブランメルあーさを美しいと讃え、夢白ちゃんを余の持ち物で最も美しいものと紹介して「余は美しい2人が踊るのを見たい」と言うとき、お前はヅカファンか?とつっこみたくなる。

プリンスは基本的にはろくでなしである。が、せおっちが演じると愛すべき人物になる。
ブランメルスタイルに着替えるところの可愛さや、目隠し鬼をしているどうしようもないところも含めて、せおっちってほんと芝居がいいよね。

皇太子妃(はばまい)により、ブランメルとハリエットの仲を知り怒りに燃えるプリンス・オブ・ウェールズ。
ここの銀橋は「簡単に信じすぎやろ」とつっこみたくなるが、せおっちの歌唱力と演技で隙を埋めている。

親友・ブランメルと愛人・ハリエットの裏切りを知り、2人のうちより罪の重いほうを国外追放とする。
これはあくまでキャサリン妃の計略にかかったためで、本心としてはどちらも去らせたくない。なので「忠誠を誓うならば許してやろう」と。
しかしブランメルはハリエットを救うためにプリンスを愚弄する。

このすがるような、血を吐くようなプリンスの表情。
自分が2人を断罪せざるを得ない痛みが伝わってきた。
ていうか、ブランメルのことを好きすぎるのよね。
ハリエットよりブランメルを残したいように見えたけど、愛人は替えがきくけど(それこそデボンシァのように)、立場上、親友の代わりは得られないからでしょうか。

デボンシァ公爵夫人/まるちゃん

かつてはプリンス・オブ・ウェールズに寵愛を受けたデボンシァ公爵夫人にまるちゃん(=かすみさなちゃん)。
愛を失って、意に沿わぬ夫を持たされ、社交界で権勢をふるう。
権高さと美貌と底知れぬ意地の悪さ。
権謀術数の世界をかいくぐってきたのが分かる。

「あの日誰と会っていたの」とハリエットに迫りハッタリをかます場面が怖いったらない。

かすみさなちゃん、怖い女役でしたわ。ほんとにあなた新公学年ですか。

キャロライン皇太子妃/はばまい

はばまいが演じるのは『ストルーエンセ』にもつながる、愛されないキャロライン皇太子妃。
日本人離れした浮いた美貌が役柄に似合う。

出番は長くないけれど存在感を示し、最後は傷心のプリンス・オブ・ウェールズを支える。
気難しいかと思わせて、政治的な視野を持つ賢い女性。
ジェンキンソン(かせきょー)たちと組むところが迫力あって好き。

その他いろいろ

・黒天使のように現れるロココの夢。
衣装が半分は男性、半分は女性なのも性癖をぶっ刺してくるやつだ。
私は演者を判別するのはあきらめましたが、見分けられる方はほんとすごい。

・ウィリアム・ブランメルのすわっちと、リトル・ジョージのみちちゃん。すっごっっっ!!
みちちゃん、おいしい役どころだなぁ。
実力発揮してました。

・プリンスの愛人たちの一人かもしれない、ゆきのちゃんのプンスコ顔が可愛い。ソールベリー侯爵夫人ですね。

・プログラムを見ないまま芝居を観てたら、うさ耳のかせきょーが出てきてびっくりした。バイトってことでよろしいか?
あ、しっぽ長いからロバなのか。

・やたらに革命推しなさんちゃん(ジョン・ウィルソン・クローカー)がツボ。
血の気が多い。

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