
雪組大劇場公演『ボー・ブランメル~美しすぎた男~』を観てきました。
初日明けの翌日、11月2日(日)11時と15時30分の回の2回です。
副題がすごい。
なにせ「美しすぎた男」ですからね。
でもその副題に恥じない美しい舞台。あーさと夢白ちゃんの美が横溢している。さらにせおっち、あがちんたち雪組生も。
※以下、ネタバレ含むので注意※
あーさ演じるボー・ブランメルは過去の自分を捨て、美しさゆえに社交界を登り詰め、でも自らの美学と愛ゆえに去る。
ラストシーンの美しさと芝居は圧巻。
夢白ちゃん=ハリエット・ロビンソンの餞別を含んだ銀橋渡りの美しさと、あーさブランメルの手を広げた後ろ姿のダンディズムが素晴らしい。
どこまでも美しい、生田先生らしい舞台でした。
あーさは芝居と歌がうっまいなーーーー。
その上、顔もよくて身のこなしも綺麗で、見ていて幸せです。
作品的には、いろんな過去作品を思い出しました。
ご本人の『巡礼の年』、『ドン・ジュアン』、あと『冬霞の巴里』『海辺のストルーエンセ』……これらはさっしーこと指田珠子先生の作品ですが。それと熊倉センセイの『FORMOSA!!』もかなぁ。
そのあたりのダークめ、重め、でもって衣装が宝塚らしいドレスたくさんの作品が好きな方に合うと思う。
ええ、私のどストライクです。
ありがとう生田先生。
せおっちのプリンス・オブ・ウェールズはボー・ブランメルを引き立て、しかしあーさブランメルと愛人・ハリエット・ロビンソンとの関係ゆえにブランメルから権力を剥奪せざるを得ない。
せおっちプリンスの心ならずもの芝居と、あーさブランメルのハリエットを守るための偽悪的な物言いが好きです。
そしてあがちん演じる友人・ヘンリー・ピアポント。
ブランメルの悪友ですが、それだけもないような。
平民出身のブランメルを下に見つつ、賭けの対象としつつ、友人として接する。
あがちん、こういう悪い役がなにげにいい。
今回のあがあさは『FORMOSA!!』のかせあがみたいな感じですね。ヘキに刺さる。
せおっちもあがちんもあーさのこと好きすぎてお前らなんなんだよぉ幸せになれ。゚(゚´Д`゚)゚。
あがちんの役はさ、腐った女子が好きなやつだよ、たぶん。真正面から好き好きやってないのがいい。ほどほどに距離があるのがいい。
借金取り立てに1年後にフランスまで追っかけてほしい。頼むわ。


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