『ステップ・バイ・ミー』を見たんだ・1

かせきょー主演のバウホール公演『ステップ・バイ・ミー』をライブ配信で見ました。
8月31日(日)11:30から、千秋楽の公演です。

出演者について

今回は雪組の御曹司かせきょーの初主演のバウホール公演でした。
おめでたい。
106期首席入団、成績から想像できるとおり実力もあり、ずっと抜擢されてきただけに経験もあり、さらに長身で見栄えもして……という劇団の期待を一身に背負っているようなジェンヌさんです。
さらに、舞台度胸も華もあるのよね。

そういう、端からハードル上げまくり状態でしたが、ちゃんと期待に応えてました。おそるべし。

ヒロインは星沢さん。108期娘役。
長身の美人さんです。

波線上でなく、ポスターには出ていないとはいえ星沢さんがヒロインポジであろうリリー/エイミーになったときはそれなりに驚きました。
というのも、106期娘役で扱いのいいまるちゃん(華純さん)も出演者で、本公演などではまるちゃん>>星沢さんな扱いですから。

でも、これでよかったと思います。
もちろんまるちゃんも演技派なのでリリー/エイミーを演じるのはできたと思うんですけど、まるちゃんの役・ジェシカがめちゃくちゃお似合いだったもの。
すわっち演じるベンとのコンビもよかった。

すわっちは任せて安心な上級生2番手ですね。
悪役に近いライバルポジションかと思いきや……でした。

演出家の菅谷センセイについて

今回は、演出家・菅谷元先生のデビュー作でした。こちらもおめでたい。
菅谷センセイは北海道大学出身の方で「劇団しろちゃん」に2015年ごろには在籍してたっぽい。
でも出身は兵庫県。
母親や叔母さん、おばあちゃんがタカラヅカのファンだったので、僕もくっついてよく見ていましたね。」らしいよ。

全国学生演劇祭 | JAPAN STUDENT THEATER FESTIVAL – 劇団しろちゃん Interview

| 劇団しろちゃん

(この劇団、今は「北海道大学の学生だけでなく、北星学園大学や藤女子大学、各種専門学校の学生も団員として活躍しています。」らしいのだけど、当時のことは不明)

子どものころから伊丹市にあるアイホールでワークショップを受けたりしてたらしく、芝居歴が長い。

作品について

とてもいい作品でした。
私は好きだわ、これ。

ツッコミどころはあるにせよ、とても見やすくて楽しい。
出演者にちゃんと見せ場を作るし、盛り上げ方も上手い。
登場人物のセリフもナチュラルですっと入ってくる。
さわやかなロマンもあってちゃんとときめけるセリフも入れてくる。

なにより、基本的に人間性がまともなんだよね。

タカラヅカにはときどき脚本家の人間性や精神状態が不安になる作品もございますが(なにとはいわんが……)、『ステップ・バイ・ミー』はそういう嫌悪感や不安を抱かずに見られる、気持ちの良い作品でした。

一見、悪人かと思った人もそうじゃないし、ちゃんとリカバリできるし。
(まぁクスリはやめなさいよと思ったけど)

上級生2番手・上級生2番手娘役という組内のポジションへの気遣いもあるのはさすがです。

作風としては一幕ではポップなアメリカ系ミュージカルっぽいなと思いました。でもどことなくイケコオリジナル的な雰囲気もあるのね。
そんなことを思ったのは、さんちゃんが歌い出したDNAソングに、まっつの「海馬の帝王」を思い出したからなんですが。
(ちなみに作品名は『MIND TRAVELLER』です)

でもイケコほどトンチキじゃないんだよね。ええ、けっこうまともなところに着地します。

プロムの場面がそのまんまフィナーレとして、そしてヒロインの結末に着地するのは上手いなと。

ご挨拶とか

バウだから、基本的に毎回主演者のご挨拶はあります。
が、千秋楽なのでたぶん長かったんじゃないかな。私、この配信しか見てないから比較はできないけど。

このご挨拶のときに、専科のじゅんこさん(英真なおきさん)にかせきょーが

「今まではバウホールに出て下さっているエマさんなのに、明日からはみんなのエマさんになってしまうのが寂しいです」

と要ったのが、人たらしだなと思いました。
じゅんこさんは「後で聞くから」と途中で泊めようとしたんですが、「これだけは言わせてください!」と押し切りましたね。かせきょー、強い。

そのあとは「今日は野菜の日です。みなさん健康に…」。この温度差よ。さすがよ。

「みなさん健康に気をつけて、お帰りください。ライブ配信の皆様も……健康に気をつけて、お過ごしください」

配信の私は「お帰り下さい」と言われてもアレなのでどうなることかと少々ヒヤヒヤしました。
このとっ散らかり方も回収の仕方も、愛されキャラだわねぇ。

7

コメント

タイトルとURLをコピーしました