
月組バウ『雨にじむ渤海(パレ)』、まだ自分の中でいろいろと尾を引いてます。
※腐った話注意※
「九尾狐(クミホ)」という名乗り
セウォンに助けられたインソン。人を信用できない彼は、王であるという身分は明かせない。
名を問われて「クミホ」と答えた。
インソンが「クミホ」と名乗ったのはたまたまセウォンの絵が目に入ったから。
だけど、人間の姿を取る場合は「女性」の姿が多い神獣の名を選んだのはなんなんだろうな、という疑問がずっと後を引いています。
これはインソンが「クミホ」と名乗った理由とともに、作・演出の平松センセイがなぜ「クミホ」と名乗らせたかという疑問でもあります。今回の平松先生の作風だと、「なんとなく、適当に」ってことはなさそう。ぜったいに仕込みがあるやろ。
まずは前提としての「九尾の狐」について。
九尾狐(クミホ)は神獣で瑞兆でもあり、災厄をもたらす存在でもあります。
「中国の各王朝の史書では、九尾の狐はその姿が確認されることが泰平の世や明君のいる代を示す瑞獣とされる。」なので、本来は王であるインソンが名乗るにふさわしい存在ともいえます。
ただ、日本では「玉藻前」の正体としてのイメージが強いですよね。
ただし、中国だと妲己ですね、傾国の美女、悪女のイメージもあります。
「玉藻の前=九尾の狐」は、宙組時代にまどかがショーで演じてたのを覚えておられる方も多いでしょう。
今、さくっとウィキで調べた感じだと、クミホ呼びは朝鮮の読み方によるのかな。
てことは、王妃ウンビンの影響があるんだろうか。
朝鮮半島でも中国の古典作品の影響があり、 九尾狐はそのままクミホ(구미호、九尾狐)と呼ばれ知られている。 物語においてクミホは美少女の姿に化けて男性をたぶらかしその命を奪う、 悪意ある存在として描かれる。 クミホは人間になりたいと願っており、 男性の命を奪うのも 1000人分の心臓ないし肝を食すことで人間になるためという。
ウィキより。なかなかにすごいことが書かれております。
作品的には、「人間になりたい」というインソンの無自覚な意思のあらわれと取るべきでしょうか。
命を狙われ続け、愛も信じる心も失った渤海王、テ・インソンからただ一人の市井の人間に、という。
ただなにせ「美少女」なので、
やはり嫁ポジなのか……。
と私の腐った脳がクラクラしました。
インソンって攻めの顔した受けですよね?っていう話(ろくでもない)
インソンは身長は大きいし「王」だし年齢的にもセウォンより上(年齢は明言されてないけど)
属性的には思いっきり攻め。
なんだけど、ところどころ入る役割が「女」寄りで、つまり「受け」なのかなと。
庶民のセウォンに比べて色白だし、唇赤いし、髪の毛も長くてサラサラだし。
しかも極めつけは「狐の嫁入り」。
ラストは赤の婚礼衣装(みたいな服)。
今作、前作に比べて伏線の張り方とか上手くなったなーってめっちゃ上から目線で思ってるのですが、セウォンの「婚礼衣装が3着買える」のくだりも伏線だったらどうしよう……。

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