『Goethe(ゲーテ)!』感想・3

花組梅田芸術劇場公演『Goethe(ゲーテ)!』、12月2日(火)11時と15時30分の回を現地で、12月7日(日)15:30のライブ配信の感想の続き。

ケストナーさんふたたび

詩や文学、演劇などの芸術に造詣が深くないからロッテと魂レベルで響き合うことはできない。
ロッテの心を動かしたプロポーズの言葉も、何も知らなかったゲーテのもの。
それでも「あなたの一番好きなものは」「エミリア・ガロッティ……」と復唱して覚えておこうとするケストナーさんはいい人だと思う。

しかし、だからこそ「エミリア・ガロッティ」のセットをもってブッフ家(おりしも婚約披露パーティー中)を訪れたゲーテの意図に気づいてしまうのであるが。
ものすごく動揺してるけど、激高するでなく、理性的にふるまおうとするところもケストナーさんはまともな人である。

2幕のケストナーさんのソロはロミジュリのジュリエットパパのソロを思い出した。
ジュリパパとちがって不貞とかしないと思うけどね。

ところでリアルなケストナーさんとロッテのあいだに子供が10人以上生まれたってマジで?
お母さんもたくさん産んだし、多産で身体が丈夫な血筋なのかしら。
(そして「パパとママは同じベッドで寝てるから」である)

事務所の人たち

ところでケストナーさんの法律事務所のメンバーは(でいいのかな? 弁護士らしいし)、とってもお顔が強い。宝塚でやるとどうしても「顔採用」みたいなことになるのである。
(ていうか、ケストナーさんは弁護士で、ゲーテたちが働いてるのは裁判所の執務室というのが現代日本人にはよくわからんのであった。当時は弁護士は裁判所に属してたんか?)

シュレイン・たおしゅんとボルクマン・おぶちゃんがまたすごく感じ悪いんだよ(褒めてる)。
ほのかちゃんヴィルヘルムはいじめるし、人の手紙は勝手に読むし。現実社会のイヤな感じを上手く表す役どころです。
それはそうと、メフィストフェレスの場面でおぶちゃんが男同士でなんか妖しいことになってたのはなんなんだ。

ゲーテさんとか

プログラムに出てるひとこちゃんの役名は「若きゲーテ」なのね。あとで若くないゲーテが出てくるのだろうか?
と思ったけど、「若きウェルテルの悩み」からきてるわけだ。気づくのが遅い(笑)。

みおんちゃん演じるニノンの「ゲーテのガールフレンド」ってそういう意味かー!!
ゲーテさん、そりゃろくでなしの放蕩息子だけど、ヴィルヘルムやケストナーに比べると女の扱いも慣れてるわけだ。

ゲーテとロッテが逢引する場面。
ラブシーンの無理のあるポーズに「現代版・今宵一夜や!」と思う。

その他いろいろ

・あっしーのメフィストフェレスにべにーさんの「双子座」を思い出した。
あれのもっとテクニックが効いてる版。
あっしーさんは御者もよかったよね。

・冒頭の出版社編集長・カスパー(高峰くん)すごくよかった。

・馬の馬車(って字面だけならふつうだな)、馬の自転車が面白かった。

・うさしゅんと稀奈さんのリフト、きれいだったわ。

・はづきちゃん、やっぱり歌が上手いねぇ。美咲ちゃんロッテの妹・アンネ役です。
お父さんの峰果くんも歌が上手いからブッフ家の遺伝かしら。

・ロミジュリっぽい舞踏会。
出会いの場面というのもあるけど、ダンスがロミジュリっぽいなと。

・さおたパパ、まともな人だよね?
『若き~』が売れたからって手のひら返しかよ!!という向きもあるでしょうが、ストラスブルク時代のなんの実績もない息子をニート同然にしとくわけにもいかないわけで。

放蕩すればまともな道を歩ませようと方向性を示すし、別のみちで成功すれば祝福するし。
いいお父さんだと思うんだけどな。

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