・コロちゃん演じるお母さん(女優のアルカージナ)の、迷惑さがすごかったです。
なんでも自分が中心でないと気がすまないし、傍若無人だし、気まぐれだし……。
こんな人、まわりにいたら絶対イヤだなぁ。
でもここまでじゃないけどこういう人いるよなぁ、というリアリティがあった。
コロちゃんは華やかで、女優であることを納得させてくれる。
そして歌も芝居もすごくよかった。
・ヒロインのニーナを演じるのは城妃さん。
礼くんとは新公ロミジュリコンビになります。
彼女もよかった。
歌と芝居ができるっていいなぁ。
彼女の演じるニーナはザ・白の娘役という感じがしました。
柔らかくてかわいくて可憐で純情。
名誉や名声への憧れが強いんだけれど、それがいやらしさではなく年齢相応な仕方なさ・幼さに見えるのが宝塚のヒロインとして強いな、と感じた。
ニーナは演じる人によっては「宝塚のヒロイン」イメージからは少々はみ出た役になりそうなんだけれど、彼女が演じるときっちりと枠の中にはまるんだよね。
城妃さんから受けた印象は「真っ白なカンバス」。
真っ白なカンバスの上に、レースやリボンなどで飾りつけをして、美しくかわいく見せているようなイメージ。
・主演の礼くんとは同期になる瀬央っち。
はるこ演じるマーシャの夫・メドヴェージェンコ役で、あらゆる人からぞんざいな扱いを受ける教師役です。
ひたすらに不憫です。
すごくかわいそうな役なんだけど、しかしそういう扱いを受けている彼はかわいかった。
すごくイケメンなのに、愛嬌がただよいまくっていた。
新潮文庫版の原作を今頃になって読んでいるのですが、ハケ際のセリフなども全部テキストどおりなんですね。
初見では、あれがもともと脚本にあるのかアドリブなのかわからなくて、どっちなのかなと疑問に感じていました。
ナチュラルでセリフ回しがうまいってわけじゃないと思う。
「素」っぽいのかなぁ。
なんか、不思議な人だった……。
コメント
こんばんは。
かもめ、実際には観に行けないのですが、初日の映像は観ました。
みれいちゃんの表情の作り方、特に眉間の寄せ方に、どこか元雪のみみちゃんを彷彿とさせるものがあるなぁという風に感じました。
友人に彼女の関係者が居るのでなんとなく研1さんのときから気にしてましたが、路線乗ってるようなので、これからも頑張ってほしいなぁと思ってます。
>やまなし さま
私も『REON!!Ⅱ』のときに、城妃さんがみみちゃんに似てるなと思った覚えがあります。
気づきませんでしたが、表情の作り方も似てるのですね。
実力のある娘役さんのようなので、大事にしてほしいです。