『My dear New Orleans』をみたんだ・2

瞳子ちゃん演じるジョイ・ビー。

芝居が上手かった。
歌が上手かった。
でもなにより、立っているだけでもその存在の仕方がすごかった。

登場したときのたたずまいに目を瞠った。
舞台の奥から歩いてきて、ピアノのそばに立った。
ただそれだけの動きで私は舞台に引き込まれたんだ。

あれは引力なのかな。
それともいわゆる「求心力」というものか。

なにも話さずとも、派手な動きがなくとも目を引く。とても静かに。大人の男として。
これが彼女の「安蘭けい」として生きた18年の成果なのかな。

…この登場があまりにも印象的すぎて、それ以後のことはあまり記憶にない…(はははは)。
話自体が少し眠かったせいもあって。
(けっしてダメな話ではないと思うんだけどね)

あ、眠いのは歌やセリフが心地よいせいもあるかもね、とフォローさせてもらいます。
とうあすのコンビは安定感があってハラハラしないんだよねぇ。

「Sweet Black Bird」の由来をさかのぼった、若き日のジョイ・ビーの登場もとてもよかった。
タバコを投げる姿がやたらサマになっているの。
このへんが宝塚の男役ならではのかっこよさだよなー、と堪能。
ちょっとやさぐれた若さがまたいい。

それからルルの嘘を受け入れて(るんだと思う)別れる場面の大人っぽさ。
ジョイさん、人間ができすぎです…。 ゜゜(´□`。)°゜。

お互いの愛も、立場も、人生の不条理も、なにもかも飲みこんだ上でルルの選択を受けとめる器の大きな男に見えた。
自分の感情だけで突っ走るのではなくて、相手の感情や立場も尊重する人だった。

そういう性格って下手すると優柔不断や煮え切らなさとして映りかねないんだけどね。
瞳子ちゃんはそれを大人の男の理性としてきちっと見せてました。

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