『めぐり会いは再び』感想・1

『ノバ・ボサ・ノバ』の後物芝居の『めぐり会いは再び』。
時間は控えめですが、単純ながらもストーリーがよくてまとまっていて面白かったです。

なにがいいって、あの短時間でたくさんのキャラをきちんと出して、それぞれを「みせて」くれたこと。

善良でかわいらしいおとぎ話テイストなのは『バラの国の王子』も同じなんだけど(これはこれで好きでしたがね)、ろくに役がなかったバラ国とちがって、登場人物に「動く背景」感が少ないのがいい。

ねねちゃん(シルヴィア)の花婿候補者5名に彼らの相手役、家族、使用人。それぞれにちょっとずつ見せ場やセリフが用意されている。
旅芸人や村人はわりとワンサだけど、それでも生き生きしてる。旅芸人はそれぞれキャラ立ててるんだろうなー、そこまで追いきれなかったけど。

ともかくもたくさんの登場人物を出してみなにちょっとした見せ場を用意して、それを少ない時間でまとめ上げて、観客の頭をごちゃごちゃさせずに気持ちよく家に帰す。
なかなかできないことです。(誰とは言わんが見習って!)

「うまいなぁ」と思ったのは、旅芸人の芝居の体裁をとって登場人物の紹介をするところ。
ともみん、みやるり、はるこらの置かれている状況を「見せる」形で説明している。
そしてそこから真風=エルモクラートの状況を説明しつつ、劇中の「現在」に戻る。状況説明と物語展開の行き来がスムーズで、うなった。

ちえのナチュラルな「主君」「王者」感とナイーブさ、ドラントが従者と入れ替わっていたことを告白するために再登場するときの主役っぽさ・華やかさはすごかった。
比較してすまんが、バラ国きりやんの野獣→王子への変身もこのくらいインパクトがあったらよかったのにな…、と思いましたよ。

ねねちゃんはとにかくかわいい。ドレス姿もかわいいがツインテールとか狙いすぎだろ!

ブルギニョンのべにーは合う役がきたなぁ。ほんとにこういうかわいいキャラをやらせたら最強。
本気で笑ってしまう。
しかし「ご主人さ゛ま゛あ゛あああ!」的な、常に濁点がつくような話し方をしたり叫んだりしてたので喉がやられないことを祈る。

リゼットのれみちゃんはほんとに上手いなぁ。
こういう人が支えてくれるってなんて安心して舞台を観られるんだろう。
シルヴィアと入れ替わったときのバラの髪飾りもかわいい。

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