『心中・恋の大和路』感想・3

●がおりちゃんの古手買の「古ーい」はノバボサの「クズーイ」みたいだな。
関係があるのかないのかわかんないけど。

●まゆみ姐さんの妙閑さん。
2幕はピティパットおばさまみたいでした。

「ご先祖さまに責められる」云々言うところは、自分の選んだ養子のせいで店をつぶす申しわけなさよりも、単に怒られるのを怖がってる子供みたい。

●せしるのかもん太夫は美しかった。
大夫であることに納得する。

●あゆっちのおんぶは、変わったリフトみたいだったなぁ。
エビフライっぽかった。

つい「えりたんがんば!」と心の中で叫んでしまうのはお約束。

・序盤で「殺して下さい」「見事に死んでみせます」みたいなことを嬉しそうに言うのは、おままごとを楽しんでる子供みたいだった。

・とある知人の言葉として、「あゆっちの梅川には悲壮感がない。れいこさんの与平のほうがよほど悲壮感があった。れいこさんが梅川をやればよかったのでは」。

私はあゆっちの梅川がいまいちとも思わず普通に観てたのだが、それもそうかなるほどなーという思いで聞いた。
しかしうしくんが梅川だったら、えりたんの忠兵衛とは生き別れの兄妹設定がつきそうである。

●新口村で番頭さんが出てきた。
「あれ、この人も追ってきてたの? ていうか、呼びにやった友達はいつ来るんだ」と思いながら観ていた。
――単にホタテの2役だった。

よく見たら粗末な身なり(つぎあてとかしてある)してるんだけどね。

●ラストのまっつの絶唱がすごい。
心のままに歌って、舞台を染め上げ、場を制圧する。
こちら側がのみ込まれ、のめり込む。

すごいものを聞いた。

●宿主6人の踊りは宇宙との交信のようだった。
小判のついた枝がなぜか天に還っていくのだ(笑)。

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