『武生の鼓太郎/Wrapping! Clapping!』感想・3

OSK

●幕間のトークは緋波・華月・穂香(敬称略)。

緋波さんは「甲斐常治は嫌いでも私のことは嫌いにならないでください」みたいなことを言ってたかな。

越前市出身の穂香さんが名乗ると客席から盛大な拍手が送られます。
やはり嬉しいものです。

緋波さんと華月さんの踊りは同じ振りなのにそう見えないのがツボでした。
緋波さんは「和物」って感じで華月さんは「邦楽で踊る洋舞」って感じですね。

歌いながらの客席降りもあります。
それに加えて華月さんと穂花さんが質問のために客席に降りるのもあります。

13時公演、華月さんがよくおやすみ中の赤ちゃんにつっこんでいました。
「果たして赤ちゃんがショーで起きるか、私たちの力の見せ場ですね!」みたいな感じで。
正直、このままずっと寝ててくれるほうがありがたいですが……。
(1幕は赤ちゃんの声がうるさくてなー。そんな中、集中してお芝居するみなさんすごいわーと思っておりましたよ)

客席参加型で「Enjoy Time(天晴れワッショイ!)」を踊ります。
「あっぱれ!あっぱれ!あっぱれ!あっぱれ!」部分の手振りをやるんですが、私はどうも踊りをマスターするのが苦手みたいです。運動音痴なんで…。
(『REON!!Ⅱ』もうまくできなかった)

●「Wrapping! Clapping!」とタイトルコールがあってカーテンが開いてクラップ音が聞こえる、この流れがすごく好きだ。
わくわくする。

・でも桜花さんの衣装はダッサ……と冷めるものでした。
あの変なプレゼントやリボンの飾りはいったい。
それがなければ気にならないものを。
あと男役の髪の飾りもいらないなー。

・女の子たちがプレゼントを手に桜花さんを囲む。
それを見て朝香さんがぷんすかしながらいったん引っ込み、「私がプレゼントよ!」とばかりに再登場。
リボンをまとったこの衣装はかわいい。

●緋波さん、虹架さんら男役6人でのダンス。
衣装は黒のタキシードだったかな。袖は軽く捲ってます。
青い掌の飾りはないほうが好み。

音楽は『シャングリラ』で使われていた→ Pia-no-jaC ←の「台風」。
音楽も踊りもかっこいいです。
男役さんの色気にぞくぞくしますよー。

途中で桜花さんが加わります。

●ロケットは最初に娘役さん3人(だよね?)が登場、最終的には8人で踊ります。

緑のショート鬘にミニスカート。
猫っぽいようなロボットっぽいようなアニメっぽいような……、作り物めいたかわいさです。

●続くは早くもフィナーレ。
白系の衣装で優美です。

男役4人の歌い継ぎは少々不満が…。

少人数で次々出演者が踊るところがすごく好きだったな。
繰り広げられるダンスがかっこいい。

●パレードでは実花さんに団員さんが下級生順に紹介されます。
こういうのがあると顔と名前が一致しやすくなるから嬉しい。

団員さんは羽根扇を手に登場します。
緋波さんは肩掛け羽根、朝香さんが小さめの背負い羽根、桜花さんがナイアガラつきの白の大羽根を背負っていました。
あのでかい羽根には劇場がどよめいていました。

●総評としては、ショーの作りや流れ自体はかなり好き。
でも出演者には少々不満が残る、といったところでしょうか。

緋波さんは2番手としては渋すぎるし、虹架くんはスケールの大きさが足りない。
誠実に頑張っている感じはするんだけれど、2番手以下、ちょっとこじんまりとしている。
華やかさの面で不足でした。

約1ヶ月の公演でどれだけ進化できるのか。
千秋楽あたりにもう1回行こうと思っているので、そのときどう変化しているかを楽しみにしています。

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Posted by hanazononiyukigamau