姉の『冬霞の巴里』感想の続き。
姉が1回しか見てないのもあると思うけど、私とはかなり舞台のとらえ方が違いますね。
2度目、3度目と重なるとほんと感想や見え方が変わってく作品なんですよ。
花組 梅芸 冬霞の巴里 感想2
・どうしてアンブルが復讐にこだわったか、はオクターヴと一緒にいたかったから。弟が欲しいが見える。上辺はサラッとして見えて、オクターヴの方が執着しているように見えるけど、それは話がオクターヴ視点で動いていくからしょうがないというか。アンブル視点があったらオクターヴ以上に執着してるんじゃないかなーと思った
・アンブルが、オーギュストやオクターヴと血のつながりがないことをオクターヴに言わないのは(言ってないよね、これ?)、イネスのことを隠したまま、復讐という目標を掲げるのに都合がいいからかなー?。あと、結婚(男女の愛)というものに希望が見出せなくなっているからかも。姉が結婚がらみで自殺してたり、妻がいるのに他所で子供つくったりをしてるのを見て。夫婦という危うい関係よりも姉弟関係にこだわり、そのパートナーシップをより強固なものとすべく、復讐を利用したのかもしれない
・とすると、誰も純粋には復讐しようとしてなくない?!復讐は手段というか。あら?!流石にそれはおかしいか?!でもそうおかしくもないか?焚き付けておきながら怖い?ときいたり、よくわからん
・オーギュスト他が動機を与え、アンブルが増幅し、ヴァランタンたちが実行力を与えたように見える。オクターヴ自身は、本来は復讐なんてものを考えないような子なのかもしれない。エルミーヌに引っ張られるあたり。彼らの傀儡のような可哀想なオクターブ
・オクターヴの心から願うこと、本心はちょっとわかんない。普通に生きることか姉と一緒にいることか。なんだろう。その辺解決されてますかね?
・最後ごめんと謝るアンブル。自覚?
・見た直後、そのまんま、素直に捉えてみたけど、なーんかしっくりこないわーぼやーっとした話だなー、早い段階で謎明かされてるし、人の多面性みたいなそんな話で納めるのか、たつのみや物語(あれ面白かった!!)の先生が、と思ったんだけど、どうなんですかね?できればもう一回見て、この捉え方が劇中で可能かどうか、ちょっと確かめてみたかったなー
つづく
というわけで続きがあるそうです。(まだ届いてない)
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