姉からのメール・188・花組

姉からのメール

姉からDC『冬霞の巴里』の感想がきました。というわけで転載。

花組 梅芸 冬霞の巴里 感想1

・一回しか見てないのでさらっと

・この話、後々思い返して見たら、ひとこは復讐しようとしてなくない?いや、してるけど、全部アンブルに引っ張られてない?

・ロジカルに捉えるには不確定要素が多い場面は、アンブルにより捏造されているのか?焼き栗の秘密の思い出は、本当はギョームとの思い出なんだけど、うまくオーギュストの記憶としてすり替えられているのかもしれない

・イネスのこともひた隠し、あえていないものとしてアンブルから刷り込まれているのかもしれない、パリ前の段階で。オーギュストが「優しい父」でないと、復讐する気持ちが揺らぐから

・オクターヴ、洗脳に近い状態になっているのかもしれない。ブノアによって父の所業が明らかになっても真偽を問いただすこともせず、わーって殺してしまったし

・アンブルは、オクターヴの恨みを増幅させ、時に蘇らせるような存在に思えた。セイレーンの話における、冥界に引き込むセイレーンがアンブルで、引き込まれる人がオクターブ。自分自身が冥界から出られないアンブルは、復讐への思いから抜け出しそうになるオクターヴを引き込むことしかできない。復讐を手放すことができない

・エルミーヌはオクターヴを復讐への思いから引き上げそうな、アンブルにとって脅威の存在。疎ましい。実際、オクターヴも一緒にいると安らいでいて、光の方へ行ってしまいそうになってたよね?

・ヴァランタンがひとこに親の仇討ちって大事か?っていってるのは本心に気づけってこと?疑問の投げかけ?お前はそんなに囚われてないだろ?的な?

・ジャコブ爺も、かつては死ぬほど恨んでた状態だったけど、今は別に…ってあっけらかんと生きているのを知って、復讐から解放されて生きる道もあるんだ…ってなってそうで、やっぱり洗脳っぽい状況だったのかもしれない。お父さんの跡を継ぐんだぞって言われて、速攻うん!ってなってたり(子供ってそんなもんかもだけど)、記憶のすり替え?が可能だったりでなんとなくある意味御しやすそうというか…街に来て早々、「取り込まれないようにな」的なことも言われてたし(今思えば、アンブルの復讐にこだわる気持ちにか)

・ジャコブ爺にイネスのこととかを聞いた時、アンブルの思惑に少し気づいた?特に強く問いただすことをしなかったと思うんだけど、関係を壊すことを恐れたのか、愛する姉が自分を苦しめる根源だと認めたくないからなのか、ちょっとわかんない

つづく

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