『円卓の騎士』感想・1
OSKの近鉄アート館公演『円卓の騎士』を観てきました。
12月23日(日)12時と16時の回です。
OSK自体好きなんだけど、作・演出がオギーときたら行かないわけにいかないじゃないか!!
入り口で着物に袴姿の劇団員さん(?)に牛乳石鹼もらいました。
協賛して下さってるのね。
・タイトルからわかるようにアーサー王伝説の舞台化です。
宝塚でもアーサー王ものはちょくちょくありますよね。ぱっと思いつくのは真風の『ランスロット』とたまちゃんの『アーサー王伝説』。
それのオギー版です。
もうね、ほんっっっとにオギー!!な感じでした。
あのアーサー王伝説を、こういう風に改変するのか!!っていう。
ほんとえらいこっちゃやった。
音楽が美しくて舞台がきれいで詞が美しくて感情の流れが素直で、驚くような角度で登場人物の造形にナイフを入れてきて、適材適所で役者を使ってくる。
中でも驚いたのはマーリン。
真風の『ランスロット』ではゆかいなじーさん、たまちゃんの『アーサー王伝説』ではなにげに諸悪の根源(でもそういう描かれ方はしてない)だったんだけど、今回は思いっきり「こいつが諸悪の根源じゃあああああ」な描き方をしてきました。
マーリンさん、アーサー王もランスロットも自分の欲望を果たすための手ごまとしてしか見てないからね。
とんでもない設定ですが、それがすんなり受け入れられるのは脚本の凄さであり、演じた愛瀬さんの実力なのでしょう。
改変度が高かったのは城月さんの魔女・モルガンも。(『アーサー王伝説』ではみやちゃんがやってた役ね)
哀しく美しい、心の清らな乙女でした。
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