月組『エリザベート』感想・8

2020-12-26月組公演感想,月組

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・黒天使ではあちくんがやはり目を引く。
ダンス上手いなぁ。きれいだなぁ。
脚の上げ方とかスパーンと決まるもの。

噂では一日だけみやちゃんの代歌というか代台詞(そんな言葉ないけど)みたいなことをしたとか……ですが、基本的にダンス特化したようなジェンヌさんなので、黒天使としてバリバリ踊っていていただきたい。

食堂の場面での鳥さんもきれいでした。
ロケットもね!

・食堂の場面では、プッツン娼婦マリーのエロ可愛さがすごかったです。
かれんちゃんだよね。ありゃー男子はやられますわ。
かれん娼婦に誘われたら有り金つっこむのも納得よ。

・ロイヤルなゆりちゃんが女の子を2人お持ち帰りしてるのがツボである。
たぶん1人だけを選んだら相手に恥をかかせることになるからという気遣い(という名の食欲)なのであろう。
鼻の下を伸ばしてもロイヤル。ほんとにタカラヅカなお人だわ。

・あましマデレーネの冷たさもよかったです。仕事人ぽさを感じました。
「どこかで見たような妖しい美しさ」と歌われるマデレーネ。
なんとなくですが、心を閉ざしたシシィに似ていたのかな、と。

・マダム・ヴォルフさち花はやり手の女衒。
色と欲の世界を、宝塚の女役の枠できちんと見せてくる。

・くらげちゃんのヴィン嬢が素晴らしいという声を何度も聞いた。
ほんとにそうだと思う。
芝居がうまい。きめ細やかな演技をする人。

ヴィンディッシュの誇りや怯えや安堵が伝わってくる。

・まゆぽんのマックスパパのかっこよさったら。
本人がまだ若いだけあって(研10)美しく、あからさまな色気を出してくるわけじゃないけど、
そりゃー回りも放っておかないだろうよと思わせるものがあった。

シシィの結婚式のときに顕著だけど気難しそうな雰囲気もあって、シシィはまさにこのマックスの血を引いていると感じる。

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