花組『エリザベート』感想・11

2020-12-26花組公演感想,花組

『エリザベート』9月13日11時公演のルドルフはゆずかれーちゃんバージョン。
観れてよかったー!!
(11月6日発売予定のブルーレイもDVDも収録されるのはキキルドだけっぽい。
役替わりのカレールドについては一言も書かれてないってことはたぶんスカステ待ちになるんだよね?)

ゆずかれーちゃんのルドルフは麗しかった。

そりゃ配役が決まる前から「綺麗だろうなぁ、似合うだろうなぁ」と思ってはいたけれど、その期待を裏切らないというのはさすがである。
美しいって素晴らしい。
美しいは正義。

たたずまいはザ・皇太子!
気品があって賢そうで、若く理想に燃えていて、剛毅そうな中に儚さも繊細さも持っている。

「すごく正しいルドルフだなぁ」というのが第一印象。
ビジュアルや存在感でルドルフの性格を出せるのが強い。
短い出番の中にもルドルフの輪郭がくっきりしている。

みりおトートとの並びも鉄板。
いいかげん見慣れている並びではあるんだけれど、それでも美しいものは美しい。

そして、この2人はやっぱり、「カレー×みりお」じゃなくて「みりお×カレー」のほうが正しいのよ!
こっちのほうが断然萌えるし萌えるわ!
左右って大事!

体格的にゆずかれーちゃんのほうが大きいって?
一見強そうな方が内面のナイーブさを突かれるからいいんですよ、その関係性にたぎるんですよ。
(アホなことを力説してすいませんね)

――と闇広のときにこぶしを握って「よっしゃナイス!」と心の内に叫びました。

えーと、こんなことばっかり書いてアホがバレるのは今さらなんですが、多少はマシなこと(?)を書くと、「王座に坐るんだ」「王座」のときのゆずかれーちゃんの演技がよかったです。
ハンガリーのために独立運動をしているはずなのに、王座を夢見てしまった内面を見透かされ、恥じ入り、また自身を拒絶するような仕草。

1度しか観られなかったのが残念であり、また同時に、1度だけでも観られてよかったと思います。

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