かれーちゃん版・花エリザ新公を見たんだ

2021-01-31花組公演感想,花組

ちょっと前の話ですが、かれーちゃん主演の花組版『エリザベート』新人公演の映像を見ました。
上演は2014年秋ごろなので約6年前ですね。

顔ですべてのお釣りがくるやつですね。
かれーちゃんトート、お美しかったわぁぁぁぁ!!
どの表情も美しくて耽美。
まさに人ではないかのような麗しさ。

「顔で許せるのは○○分まで」的な、かれーちゃんのお歌の出来を指摘する声も聞いたことがありますが、ええと、わたしは耳音痴なのでぜんっっっぜんOKです!!
声出てるし!!

あと、さほど歌が気にならなかったのは動きの美しさなどで補えていたからかとも思います。
「最後のダンス」「マイヤーリンク」などでのダンスや仕草が美しくてね。
歌うトートじゃなくて踊るトート閣下でもいいじゃないの、ていうかかれーちゃんのはそうだよね?と思いながら見ました。
(だからといって、噂に聞く花組本公演でのかれーちゃん版エリザを見たいかというと……うーん)

トートの本役はみりおちゃん。
かれーちゃんがみりおを本役とした役を新公で演じるのは、前年の『愛と革命の詩』以来2回目。
みりおの繊細な芝居の影響を受けてる……?と感じるところもありつつ、みりおの影響はまだ途上といった感じでした。

でも、やっぱりかれーちゃんの演技は面白いです。目を惹かれる。
子ルドルフが「昨日も猫ころした」のところの反応とかね、あ、こうくるんだ、って。
けっこう淡々としてる感じが概念の「死」に近くていいなと思うんですが、かと思うと「死ねばいいッッ」が力強すぎて笑っちゃったりする(笑)。
油断は禁物。

・シシィは花乃ちゃん。
(しかしだな、次期宙娘1のじゅんはなちゃんも本名&愛称が「花乃/かの」だから呼び分けが難しいわね)

繊細そうで、ちゃんと死にそうなシシィなのが新鮮でした。
(本役の蘭ちゃんシシィも、直近のちゃぴシシィも、めちゃくちゃ我が強そうで死にそうになかったので)

・フランツ・ヨーゼフはしぃちゃん。
ロイヤル&美声&歌ウマ&優しそう!!

良さそうな人なんだけどねぇ、フランツ……。

・新公の長の期は94期。
舞月ちゃんのグリュンネさんが娼婦を2人もお持ち帰りしてるのには「だいじょうぶ!?ちゃんと相手できる?」みたいな気持ちに。
(だって細っこいから)
きっと女の子2人がマッサージとかしてくれてるのよね、お年寄り相手に……。

最後のご挨拶も舞月ちゃんで、なんだかレアなものを拝見しました。

・マダム・ヴォルフには真彩ちゃん。
そうか、このときはまだ花組だったか!

美貌で迫力の美声のマダムでした。
MSの「マダム・ヴォルフのコレクション」も良かったけど、新公のもいいなぁ。

・マデレーネがちゃんと女の子や……(本役はマイティー)。
なっちです。きれい。

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