まさおサヨナラショー

2021-01-31月組

月組大劇場公演『NOBUNAGA<信長> -下天の夢-/Forever LOVE!!』7月17日(日)15時公演を観てきました。
大劇場の前楽で、まさお退団のサヨナラショーつきです。

※文句つけてる部分があるので注意※

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●サヨナラショーの感想の前に。

今回のショーはすごく好きです。何度でも観れます。飽きません。
ショーそのものは好きなんだけど、ただ、今の月組人事の裏事情を勘ぐらせられるところだけが辛いところです。

私は、現在から今後に至る月組人事にとりたてて文句はありません。
が、『Forever LOVE!!』を観ていると(めんどくさいことになってるのかなぁ……)と思わずにいられない。
夢の世界を見ながら、夢の世界の裏側に思いをいたしてしまう。

それと同じことを、サヨナラショーでも感じずにいられませんでした。

●サヨナラショーの前に、ナガさんによるまさおの経歴紹介。
白い緞帳に、若いころからの「宝塚おとめ」のまさおの写真が映し出されます。
若いころはやっぱりぷくぷくしてます。

●サヨナラショーは『1789』のパレ・ロワイヤルからスタート。
すーちゃんの「パレ・ロワイヤル、パレ!!」で幕が上がり、コマが「おーい、みんな、龍真咲のサヨナラショーがはじまるぞ」みたいなことを言ってた。
『1789』のわくわく感が思い出される。

舞台には赤い衣装の、おそらくは組子全員が出てる。
『1789』ではこの場面に出てなかった人も出てるのがなんかいいな。ちゃぴさんとか。
(あ、ちゃぴは新公では出てたか)

舞台奥からまさおがドラゲナイの薔薇スーツで登場。

・続いてはまさおのソロ。
『1789』の、ロナンがオランプを想って歌う歌(タイトルわからん)。

・そのあと、作品名もタイトルもわからないレトロな感じの曲がいくつか。
寺田瀧雄センセー的なやつ。

まさおが銀橋で歌ってました。

・ちゃぴが最初に1人で出てきて、次々娘役さんらが増えて踊ってたのはベルばらっぽい曲でした。ボレロっぽかった。
娘役さんは、片側の肩を出した、白のツナギっぽいパンツ衣装。

大階段から男役さんが黒燕尾で降りてきて踊るという流れに。

・その後が退団者による『TAKARAZUKA花詩集100!!』の主題歌かな。
ピンクの衣装でした。

途中で翔我・夢羽デュエット、有瀬・真愛デュエット、萌花ソロとかが入ってたような。

・あと聞いたことある曲(わりと最近の公演で使われてた……)でみんなで出てたような気がする。
すいません、どの公演のなんの曲か忘れました。

ちゃぴの目がうるんでるように見えたのはこの場面だったかな。

・『M!』の「僕こそミュージック」をまさおソロで。
ほんと好きなんだろうなぁ。
ドラゲナイのときも思ったけど、歌詞がすごくまさおに合ってる。

ツッコミを入れたくなるところもあるけど、それも含めて合ってる。

・最後が再び『1789』の「声なき言葉」。
どんだけ『1789』推し。好きだから嬉しいけど。

本舞台で組子が合唱し、まさおは銀橋に。
曲が終わり幕が下りて、まさおは銀橋から下手花道へはけて有無を言わさずに終演。

●本公演でも入らなかった現トップコンビまさちゃぴのデュエットダンスは、サヨナラショーでも行われませんでした。
デュエダンどころか絡みらしい絡みもなかったような。

ものすごくこの2人をコンビとして愛していて、デュエットダンスはしてほしいの!! デュエダンがないなんてトップコンビじゃなかったようで切なすぎる……というわけではないのですが、それでも宝塚のお約束的に入れておくと思ったよ。
入れられない、あるいは入れたくない事情があるんですか? と勘繰りたくなります。
そしてその事情は、劇団ですか? 演出サイドですか? まさおの意向ですか? とも。

デュエダンだけじゃなく、たまきちへの引き継ぎ的なものもなかったような。

そういう気持ちで観ていると、感動的な「声なき言葉」すら、「言いたいことはあるけど黙っておくね、でも舞台で形にして見せるけど」みたいな意味だったらどうしようかと、悪い方向に変換してしまうのです。

本公演のショーもサヨナラショーも共に、そういう裏があるんじゃないかと勘繰りながら観ずにいられなかったのがなぁ。
私がここに書いたのはただの下衆の勘ぐりであろうと思いますが、しかしそういうモヤモヤを抱かせるようなところがあったのは残念です。
組子にたくさん見せ場を作るにしても、ちゃぴは次期のたまきちと組むからという配慮が入っているにしても、長年コンビを組んでいたことは事実だし、なんらかの絡みを入れられないということはないでしょう。

あるかないかわからない裏事情はともかく、夢の世界は夢の世界として、舞台上できちんと完結させてほしいわ。

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