『New Wave! -宙-』感想・9

2021-02-23宙組

●最初は「コスモス・クロニクル」ということで、あっきーら男役4人が宙組の成り立ちなどを説明。
すさまじかった第1幕の終わり方などすぱーんと忘れたかのように始まります(笑)。

まずは「未来へ」、そしてみんな出てきての「シトラスの風」。

私は宙組創設のころを知識以上には知らないので、「脚をクロスさせて斜め上に指をさす振りって面白いなー。でもなにげに大変そう」と思うのですが、たぶん当時を知ってる方にはいろいろと思い起こされるものがあるのでしょう。

・この爽やかなシーンからいきなり「闇が広がる」。
――このぶっ飛び方に正直ついていけません(笑)。
歌はパッション先輩ともえこ。上手いです。萌えは全くないけど。

・「NEVER SAY GOODBYE」はかけると瀬戸花さん。
本公演ではなかなかソロやデュエットをもらえない若手にも場面が与えられる『New Wave!』はやはりいい企画です。

・ずんちゃんの「風雲に生きる」は「キター!!!」感がありますね。上手いんだもん。
和物も好きだそうだけど、こういうのでもやっぱり嬉しいのかな。

・「雨に唄えば」はりくくんとおさよちゃん。
おさよちゃんがにこにこしてて可愛い。
りくくんは雰囲気がおしゃれだ。

・あおいちゃんの「HOME」は感動的。

そこから「聞かせてサム」とりんきらに声をかけ「AS TIME GOES BY」へとつながっていきます。
りんきらの篤実さのある歌声が、『カサブランカ』のサムを思い出させます。

・指をスナップさせながらあっきー登場、銀英伝の「銀河の覇者」です。
この公演の主演! という華やかさを見せつけます。

このセレクトは感動しますね。
あっきーの今後はわかりませんが、それでも「銀河の覇者」――つまり「宙組の真ん中」と言われたような気持ちになりますから。
少なくともこの公演においては真ん中ですし。

・全員出てきて再び「未来へ」を歌い踊る。

・そしてずん・うららの同期で「星空伝説」。

ずんちゃんのぶわーっと広がる歌声は宙組の財産です。
意外なほどアラビア衣装が似合う。

うらら様のアラビアの姫衣装は言うまでもない。
やはり特別な美女です。

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