2014年『レビュー 春のおどり』感想・2

・第2部のタイトルは『Au Soleil ~太陽に向かって』。こちらは洋物ショー。
公演を観ているときに「あ、これもトップさんのお名前にちなんだタイトルだったんだな」と唐突に気付きました。
「昇ぼる」さんですからね。太陽がのぼる。

・第1部に引き続き、第2部もよかった。
サヨナラ公演らしい仕掛けもあったんですが、OSKにも桜花さんにもあまり詳しくないので普通のショー作品として楽しませてもらいました。

どこがどうという具体的な部分はほぼ記憶にないのですが、楽しかったー! という感覚だけはよく覚えています。
男役も娘役もダンスかっこいいなぁとか、牧名さんはマジで神だなぁとか、桐生さんはやっぱり好きだわー! とかそういう感情だけ残ってる。

・タンゴの場面はすごく好き。
桜花さんと高世さん(女装)が組んで踊り、桐生さんが割って入るという流れだったと思う。

で、そうなると1人の女を取り合うシーンになるのが普通だと思うんですが、なぜか桐生さんが桜花さんに迫るようにしてたよね?
見間違いや記憶違いじゃないよね?

まんざらでもなさそうな桜花さんと、迫ってるはずなのに全っ然ヤオイ的な雰囲気にならない桐生さんの組み合わせというのがすごーく不思議というか、いっそシュール。

・高世さんの女装はきれいでした。
前に楊貴妃(だったと思う)を観たときは「怖い」と思ったんですが(失礼)、拍子抜けするくらい今回は普通。
なんなんだ……?

・カジノの場面は桐生さんがお笑いだった。
コメディやってる桐生さんすきよー。

新婚の夫で、妻にいいところを見せようとするんだけど負け続ける人です。

・桜花さんのウェイターの可愛さ・若々しさというのは、これもまた、ほんとに桜花さんだなぁ!

・緋波さんのとってもおっさんなディーラーも好物。
こういうの似あうよなぁ。
業界を生き抜いてきた海千山千のプロっぽい。それでいてなんかとぼけた風情なのもいい。

・ルーレットの娘役ちゃんが黒・赤・緑と色分けされてるのは親切だな。
なかなか娘役さんは見分けるのがむつかしいので……。

・アフリカの場面がかっこよかった。

続くジャズの場面も楽しかった。

・唯一気が抜けた感じがしたのはクンバンチェロのところ。
総踊りなんだけど、客席降りもあるんだけど、なんか単調だった。
舞台上は熱いんだけど客席までは波及しなくて(少なくとも私はそう感じた)、舞台の波にうまく乗れなかったのが不思議。

・チェリーガールズの小気味いいダンスと歌。
「キッスは目にして」だったような。
娘役の場面がお決まりとしてあるっていいなぁといつも思う。

・ラインダンスもよかった。
ピッとそろうのがいい。
途中から、前場に出ていたチェリーガールズの5人も加わるのには大変っすね! と言いたくなりました。

・桜花さんの退団を心に焼きつけるように、という感じでフィナーレへと続いていきます。
ファンの方には涙なくして見られないんだろうなぁ……。

すごく清浄で、優雅で、美しいと感じたおぼえがあります。

・パレードでは桜花さんが大羽根を背負っておられました。

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