月組３本立て初日
『宝塚をどり／明日への指針 －センチュリー号の航海日誌－／TAKARAZUKA 花詩集100!!』３本立ての初日を観てきました。
・今日の口上は蘭くんと音さん。
和物ショーの途中で口上があります。
センターに出るときの音さんのチョコチョコチョコっとした歩み方がかわいかった。
１００周年の１００期生です。
だから出番はたくさんあります。
この口上と銀橋渡り、和物ショーのフィナーレ、洋物ショーの初舞台生ロケットに１００人ロケット。
大変だー。
でもとてもよかったです。
・『宝塚をどり』は、少々文句もありますが、まぁいいかな。
少なくとも星組の『宝塚ジャポニズム～序破急～』よりはマシ。仏像たちに怒られないし。
しかし植爺は男声にこだわりがあるのかしら。
能の謡いみたいなのがあったんだけど。
（例によって松本様の場面）
宝塚が停滞しないように、いつも新しい挑戦をしていくべきだというありがたいお考えによるものなのかしら。
でもいらんけど。
・『明日への指針 －センチュリー号の航海日誌－』は軽いお芝居。
まさちゃぴで航海ものなのもあって、そこはかとなく『愛するには短すぎる』を思い出しながら観ました。
これってハッピーエンドなのか？ と少々釈然としない部分もあるんですが、まぁいいか……。
ヅカファンには笑える小ネタがたくさん仕込んであって、そういうのは楽しいと思う。
・『TAKARAZUKA 花詩集100!!』は楽しかったー！
最高。
衣装がきれいでかわいくてかわいくて美しかった。
そして舞台が美しかった。
招聘したアントワーヌ・クルック氏の衣装が素敵。
パリのサーカスに来たみたい。
デコラティブだけど洗練されてる。
最初に出てくる娘役さんたちの白いドレスからテンションが上がった。
１００期生のロケット衣装はスミレをモチーフにしたもの。
カツラも紫だけど襟足部分だけ黄色だったり、タイツは白から紫に流れるグラデーション、紫の靴へとつながって、その靴もつま先とヒール部分だけ黄色。
色使いが面白い。
パレードは桜をモチーフにしたもの。
桜の花がたくさんあしらわれていて、花嵐の中で花びらを盛大にあびちゃったみたいな感じでもありました。
フランス人の思うジャポネスク、な雰囲気の衣装でした。
（実際そうなんだろうが）
途中で娘役さんの衣装が形を変えるのも面白かったなぁ。
・衣装以外もよかった。
娘役トップが歌えて踊れるっていいなぁ……。
場面と場面のつなぎ方もよかったです。
特に１００人ロケットから黒バラの場面へと流れるところ、この間にしびれました。
場面にダレるところがなくて、お腹一杯になるまで満足できるショーでした。
・パレードのセンター降りは、たしかこんな感じ。
（たまきちと、マギー・コマの順番に自信がない。間違ってたらすいません。）
カチャ（エトワール）→とし・ゆりやん・ゆうき・ちなつ→たまきち→マギー・コマ→みやるり→ちゃぴ→まさお
Ｗトリオはプログラムによれば、蓮・暁・海乃・ひめ乃・麗・紫乃（敬称略）。
かわいい子がいっぱいじゃった……。
・初日挨拶が終わり、幕が下り、追い出しの音楽が流れアナウンスが流れても客席は帰りませんでした。
スタンディングして「幕上げろー！ 上げなきゃ帰らんぞ」アピール（笑）。
初日ご観劇のアントワーヌ・クルック氏（衣装）、ジェフ・カルフーン氏（振付）もスタンディングして拍手しておられました。
しかもカルフーン氏は「幕を上げろ」みたいなジェスチャーつきで。
こういうのは嬉しくなりますね。
