『ラスト・タイクーン』感想・3

●蘭寿さん演じるモンロー・スターは、映画を除いたら脳内がほぼ亡き妻・ミナで占められてます。

なので、間違いで会ったエドナ・スミスへのあしらいがほんとにひどい。
自分で呼び出しておいて「帰る」ですからね。
おおむね原作に沿った流れではあるんですが、「ねーよなー」という気持ちにさせられます。

で、それに対するエドナ・スミスも負けちゃいない。
あんた私をバカにしてんの? ってちゃんと言いますからね。
よく言った! と拍手したくなります。

あぁ、なんて正しい仙名ちゃんの使い方。

今回の登場人物で一番理解できるのはエドナかもしんない。
ほかの人たち、なに考えてんのかわかんないんだもん。

●で、エドナ・スミスが「人間誰だって2つの顔があるのよ」的に「実は娼婦やってまーす」なことをはじめるのはなんなんでしょうね。
原作の設定どおりではあるんですが、いきなりそんな重すぎる一面を見せられても困っちゃいますよ全く。
うら若き娘さんもお子様も観るのよっっ。

だいもんたちが共産党と関係があって、表の顔はハリウッドの労働者だけど実は……というところにつながってくというのはわかるんだけど、それをエドナからつなげてく意味がわかんない。

あと、共産主義=悪というかたちで書かれてるのかと思うけれど、これが感覚的にピンとこない。
これは時代的なものか、私個人の問題かわかんないんだけど。
物語を単純化しすぎてるように思えるんだよねぇ。

●蘭寿さんは、踊ってるところなんかはかっこよかったと思うんだけど、モンロー・スターという一個人についてはどうにも……。
エドナ・スミスの一件が後を引いてか、変な男としか思えなくってなー(大失礼)。

とはいえ、これだけ骨太な大人の男を演じさせて違和感がないというのはさすがです。

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