蘭蘭『ファントム』感想・5

2021-02-11花組公演感想,花組

エリックさんのことでいろいろと。

・「HOME」で「この子は誰だろう?」と歌う声の優しさがすごく好きだ。
ここで本当に恋が始まっているのがわかる。

・ビストロの場面、下手花道で従者・真瀬に手をとられて台から降りるエリックさんはどんだけお姫様なのかとつっこみたい。
手を差しだす真瀬も真瀬だが、当然のように手をとるエリックさんは自分のおかしさに早く気付くべきだと思う。
少なくともクリスティーヌに見られて引かれる前に。

・カルロッタ殺害後、4人の従者によってたかって身づくろいされるエリックさんもこれまたどんだけ…。
従者もエリックの髪形をていねいに直しすぎ。
「エリックさんは俺たちが手塩にかけて育てたお方なんです…!」とでも言いだしそうなこだわりっぷりである。
彼らが爺やなのか執事なのかたんなるドMなのかはわからない。

ちなみにここの赤い衣装すごく好きです。

・キャリパパの昔話のあと、白いブラウスで踊る蘭寿さんがなんだかこっ恥ずかしい。あまりにもヅカヅカしく、かつ蘭寿さんすぎて。

そのダンスのなかに顔の下で両手を広げる振りがあるんだけど、「あばばば」とかオフレコしたくなる。
なんか赤ん坊をあやしてる系…?

・クリスティーヌが「素顔をみせて」と歌っているときの蘭寿さんの演技が細かいです。
ああ悩んでる悩んでる、困ってる、でもなんか決断したー! ってわかる。
ただ、ついクセで「ぷるぷるしつつ細かい芝居してる蘭寿さんがおもしろい」というツッコミ目線でみてしまう。なんか申しわけない。

・ダンスのキレがよすぎである。あと、警官たちと戦うのも強すぎである。
地下で暮らしてたけれどもやしっ子ではなかったようだ。

あとシャンデリアを撃つのもなにげに一発的中だ。
自分の「領地」で鍛えてたのかなー。

・夜のパリの街角でたたずんでいるときの花束は従者が持たせてくれたものなのか、自ら花屋で買ったのかが気になる。

・「カルメン」リハーサルで舞台をしっちゃかめっちゃかにするんだが、セルジョとエリックのどちらが相手役か悩んだカルロッタが匂いで判断するところが笑える。
でもあれは「匂い」というよりむしろフェロモンにちがいない。

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