・外套と酒をもらって「恩にきますぜ旦那」とまっつのプガチョフが言って口づけるところは「ちょ、あんたなに始めるんだ」とびびる。
これでびびるのは私の脳が病んでるだけなのか、世間的にふつうなことなのかよくわからない。
・ニコライと再会して「まだまだ礼をしますぜ、こんなもんじゃすませねぇ」的なことを言うとき、プガチョフの役柄のせいかまっつ自身のうさんくささのせいか、俗にいう「お礼参り」的なものを想像してしまう。
どんだけボコボコにされるのかと…(されません)。
・コマのシヴァーブリンがよかった。
終始悪い顔で、でも美しくて。
ペテルブルクにいたという誇りと、今は辺境にいるという屈辱が彼をつくっているのだろうか。
コマがしっかりしているからニコライの清さや青さが浮き上がってくる。
・2人の決闘シーンがかっこよかった。
動きが鋭く見え、ほんとうに人を殺したことがあるような雰囲気があった。
・あゆみちゃんのパラーシカは最初年齢設定がわかりませんでした。
ぶっちゃけマーシャの乳母かなにかかと思ってた…。
そしたらヒロさんのサヴェーリィチ相手に「大人の理屈ね」とか歌ってたのでびびったのよ。
しかもそのあとがおりちゃんのマクシームィチと恋仲っぽくなっていてさらにびっくりしたのであった。
ほんとに若い娘設定だったのか。
・ヒロさんとあゆみちゃんの歌が楽しくて好き。
・ヒロさんは笑わせて笑わせてすごかった。3回観たら次はどうなるか知ってるのにちゃんと面白かったもの。
それでいてただの道化ではなく忠義なの。
・ヒメはみみちゃんのお母さんの役。上級生になったんだねぇ。
「私はここを動きませんよ!」が頑固なロシア女性っぽい。
冬のような頑固さ。
彼女の死は「自害した」と告げられるのみだけれど、その前のシーンがあって夫に殉じる気持ちがわかるから泣けるんだ。
・がおた――――ん!! (叫んでみた)
いやあがおりちゃんが好きだわー。
マーシャからの手紙をこっそり届けにくるシーンでの「(パラーシカは)おっかねえんですけど気はいい女なんで」という言い方があったかくて好き。
死にっぷりは泣けた。
戦場でニコライと会い、銃をおろして剣で立ち向かってくる。
銃のほうが自分の安全ははかれるだろうに、あえて剣で。
死のうとしたんだろうなぁ。
ニコライの手で、死にたくなったんだろうなぁ。
これもプガチョフとは形こそ違え、ニコライとの友情なんだ。
というか、プガチョフが表だとしたら、マクシームィチは裏のような関係なのかなと思う。
この物語の中で一番せつない場面だと思う。
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