『歌劇』2011年1月号・3

歌劇・グラフ

●「花の道より」の終わりに伴いハム一氏のエッセイが始まりました。

いろいろとあって(人事的なものも彼の作品自体にも)彼のことは好きではなく、ゆえに彼の言葉はどうしても斜にかまえた読み方をしてしまうのだけれど、このエッセイについても同様。

我々宝塚関係者ができることは「昔の宝塚も良かったが、今の宝塚も良い」と思っていただけるように努力していくことである。

そう彼は書く。

言葉はいい。この言葉だけなら。
だがそれが彼の口から発せられるとどうもな。

続けて彼は書く。

その為にも、これからも「清く・正しく・美しく」のモットーを大切にし、宝塚歌劇の枠の中で様々な挑戦を行い、そして「作品力」「生徒力」を含めた「宝塚の総合力」の充実を図っていかなければならない。

彼にとって「清く・正しく・美しく」という宝塚のモットーとはなんだろうか。
額に飾られた絵、目に映ってはいるけれども「見て」はいないもののように思えてならない。

このあとも「作品力の充実」「生徒力の充実」について書かれていくのだけれども、自分のなすべき「人事」については一切触れていない。まるで棚に上げたかのように。
それこそが今一番の改善点だと思うのだが。

●再び、年頭の辞で「ケンカ売ってんのか」と思ったのがダーイシ。
100周年を迎えるためにご協力をよろしく、といいながら、言うことに腹が立つ。

○組ファンと一緒にしないで、というファンの気持ちはわかりませんが、だからといってそれを上からなだめるさまは、なんか、腹立つ…。
わざわざ年頭の辞で言わんでも。

そして「大衆や世論を味方につける難しさを感じた」って…。
何について言っているかはさておき(たとえば作品についてなのか、人事なのか、あるいは裁判なのか、またあるいはもっと大きな社会的なことについてなのか)、そんなのは出てきたもの次第だろうに。
「味方につける」なんてファン心理を小手先でどうにかしようとしているかのような物言いが癪にさわる。

●私ったらなんか ↑ で怒りまくってますが気を取りなおして…。

えと文は1月号ということもあり執筆メンバーが豪華。

蘭乃ちゃんのえと文のあまちゃき絵が上手いよぅ。
さすが元オタクという噂だけある…。

まりもの文章面白い! 文自体も中身もいい。
「霧様」呼びがなんかツボる。

ちぎたさんのかぶりものはいったいなんなのであろうか。ウサギ?
しかしウサギがさらにかぶっているものはなんなのであろうか。ベレー帽? うめぼしかとも思ったがさすがに違うだろう。

れみちゃんのBJコスがかっこいいです。
そして絵を描いた人の名がないということは本人画なのだろうか。みやるり剣人が激似。

そしてカチャのサファイア姫(だっけな)コスが違和感なし。男役的にどうなのかはよくわからないが。

●今年もウメのコーナーは残ってました。ばんざい。
ちえの「ココで書けば。」「目の前で書き。」――実際聞いたわけでもないのになんで脳内で再生できるんだろう。

そして「飛行機の翼みたいなカキーンとした羽とかしょっちゃうの?」でお腹が痛くなった。
なんてものを想像するんだウメ!
見たくなったじゃないか。


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