『誰がために鐘は鳴る』感想・4
思ったこといろいろ、順不同に。
(途中に出てくるセリフなどはうろ覚えです。正確じゃないと思いますがニュアンスを感じてもらえればと)
・「君の髪を撫でてもいい?」「いいわ。――私、朝からずっとあなたにそうされたかったの」と語るロバートとマリア。
甘いです。出会って1日目っからこんなです。
砂を吐きそうな感じに甘い場面ですが、戦争という生存の危機的状況にあって「とりあえず種を残しとかな」をいう動物的本能のなせるわざかもしれんと思ったりします。
品がなくて申し訳ない。
・ゆうひさんからすみ花へのほっぺツンは本気でびびった。
あんたらマジかと。
・何度かキスシーンがあったけど、上からかぶさるようなキスって難しそうだ。
ゆーひさんすげー、と思いました。
・ラファエルはジプシーで酒や食べること好きでぐーたらな役。
勝手に「こういう役はまさこだろう」と思ってたらともちんだった。
・エル・ソルド隊のキャンプが襲われたときにたまたまその地を離れており、また橋爆破の際も伝令に出ていたルチアはなにげに強運なのかもしれん。
なんせ橋爆破に関わっていたらパブロにやられてただろうしねぇ…。
・自分的に一番ぐっとくるシーンはエル・ソルド(=ちやねえ)の歌。
・第二幕はじめの結婚の幻想のセットがなんつーかもう…。なんなのそのくるくる回ってるヒマワリは!
『ファンキー・サンシャイン』が続いてるのかと。
ブーケトスは私が観た2回とも男役が受け取って娘役に渡してました。
水面下ですごい戦いがありそうだ…。
・せーこちゃんの役(=ローサ)がかっこよすぎる。
役の性格自体がかっこいいし、ショーアップされた場面でもがっつり歌を任されていたりセリに乗ったり。
でもそれだけいい役なのだから、エトワールは別の娘役に譲ってほしかった気もする。(本人のせいじゃないけど)
・ももちとりりこの歌はさすが。
・あゆみねえさんがかっこいい。凄味がきいてる。
・朝の「シュララ」ソングで男役がタオルを持ってるのは「俺は顔を洗ったぜ」だと思っていたが、だんだん乾布摩擦をしてるかのように思えてきた。
男役といえど女の子だから舞台じゃ脱げないのだよ。
――変な想像をして申し訳ない。
・シュララの場面などで珠洲さんがよたよたしてるのが楽しいが、実はだれよりも動けるんだよなぁ…と思うと余計に楽しい。
・義捐金パーティーで見えるいっちゃんの胸の谷間にひたすら困る…。
そしてピラールが超いい役だから、この役(=ガートルード・ゲラン)は別の娘役に譲ってほしかった…。(ご本人のせいじゃないけど)
・マリアをずっと愛していながらそんな気配は全く見せず、それでもロバート次第ではロバートを殺そうと思っていたと語るアグスティン。
なんだか病んでる…?
ていうか、ここから耽美小説(BLにあらず)ができてきそうです…。
・アグスティンは江戸っ子なのだろうか。
「がってん!」だの「運も実力のうちだい!」だの。ケンカっぱやいし。
・泣いてる幼なじみのえりちゃん(だよね?)に「俺はなにもしてないよ!」というカチャ、「ばっかねー、なにもしないから泣いてるんじゃない。たまにはキスくらいしてあげなよ」というカチャ姉のれーれの会話がよかった。
柴田御大のえがく恋愛は品を保ちつつ人間の心の機微を映しだすところがさすがだなと思う。
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