月組版スカピンをみたんだ・4

ショーヴラン、みりおバージョンについて。

みりおのショーヴランにはあごヒゲがあった。
でも言うまでもなくみりおはかわいらしく若々しい外見なので、それがちぐはぐな感じに見えた。
顔の上半分とアゴヒゲがすごい違和感。

もちろんいまどきの若いおにーちゃんでもヒゲをはやしてる人はいる。
いるんだけれども、ショーヴランとして見ると、

「与えられたポジションに対してちょっとかわいらしすぎる風貌」
  ↓
「ヒゲでもはやしてハッタリくらいきかせなければ」
  ↓
「よ、よし、これでちょっとは男っぽく大人っぽくなったぞう、みんな怖がれー」

とか、ショーヴランが考えてそうでなぁ…。
ヒゲのせいで、それに頼る小者っぽさを感じてしまったの。
それが残念。

みりおショーヴランの演技は決してヘタじゃない。
ヒットかと言われると困るけれども、少なくとも及第点は充分に出している。歌もいいし。
でもそれってヒゲがなくてもできたところだ。

だからこそ、ヒゲなしで立ってほしかった。
重ねて言うけどなんかちぐはぐだし。
彼女なりの工夫だということはわかってるつもりなんだけどね…。

みりおのショーヴランは思ってたほどどす黒い感じじゃなかったです。
もっとエグい、意地悪そうなショーヴランを予想してたんだけど、わりかしキレイな作りでした。「宝塚的」という言葉のイメージに近いような。

まさおと付き合ってたマルグリットは勢いに呑まれて押し流された感じだったんだろうな。熱狂の中にいて判断ができなかった。

で、みりおバージョンのショーヴランとマルグリットはもうちょっときちんとした人間関係がありそう。
勘違いしていた「恋」であったとしてもそんなのはよくあることだし。
ショーヴラン自体に狂った度合は低め。

裏街のドブ系なのがまさおだとしたら、みりおは革命の夢に酔い痴れた系だと思う。
マルグリットらとともに戦い、連帯し、恋をした――その流れにいるような気がする。


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