S嬢からDVDをお借りしました。
ありがとうありがとうS嬢。
君のおかげでブログのネタに困らないよほんと!(←そこか)
オサ様スキーが貸してくれたのは花組全ツでの『うたかたの恋/エンター・ザ・レビュー』です。
『うたかたの恋』観るの自体はじめてです。
TCAでのコムるいは記憶にあるけどね。
以下は芝居の感想。
ちょいさぶいんです。すいません。
さぶくてもいいよって方は続きをどうぞ。
なんか寝てしまう・・・。
とくにプロローグから舞踏会のあたりで。
この辺で寝てしまったらまったく劇がすすまないんですけどね。
なんでだ。
クラシック音楽が気持ち良すぎるのか。
たぶん劇場で観てたら寝ない。
(上手にいるのは誰、あの青いドレスは誰)とか考えてるし、気になるジェンヌのチェックに余念がないから。
でもDVDだとそれがやりづらいからなぁ。
しかも花組生に詳しくないのでワンサはワンサとしてしか見れない…。
かなりぼーーーっと見てることになって、音楽の効果もあって睡眠モードに入ってしまうんです。
まずこの辺を気合いで乗りきらんと。
あとはなんとか大丈夫なんだけど、どうも世界観が古い…。
過剰に純粋で清らかで白いヒロインってのが見てて疲れる。
これは私の側の問題かもしれないけど。
彩音ちん念願のマリー・ヴェッツェラ。
若くて純粋でまっさらなヒロイン。
会って数か月の男と心中してしまうような。
でもこの役に観客は何を感じたらいいんだろう。
共感はしないし憧れもしないし、ただ若くして散った命をいとおしめばいいんだろうか。
ヒロインを通して主役のルドルフを悼みつつ。
でもなー。
ちょっと無理でした。
マリーって飛びぬけた美貌がなければ成立しない役なんじゃないだろうか。
美貌だけであたりをはらってしまうような、美しさだけで舞台に君臨してしまうような感じがないと。
マリーが美しくて初めて心中が美しく舞台化される気がするんだ。
その辺、彩音ちんは当時まだ甘かったな、と・・・。
(あるいはニンじゃなかったのか…黒蜥蜴はかっこよかったし)
普通にかわいいんだけどさ。
頑張ってるし。
でもそれじゃ成立しないっつか、それだけじゃ見ててダレるっつか・・・。
あとルドルフに言われる「会うたび新しい発見がある」的なセリフもなぁ・・・。
言われて「あ、そうなの?」って感じでした。
考えればわからんでもないんだけど、問答無用でそのへんは見せつけてほしかったな、と。
オサのルドルフ。
悩める貴公子。
マリーと恋に落ちた感が薄かったな~。
だからマリーとの追いかけっこなんかは楽しそうではあるんだけど、なんでこんなことになってるのかいまいちよくわかんない。
軍服はすごく似合ってるし歌上手いしで見どころはあるんだけど、「あ~、いつものオサだなぁ」って感じがした。
ルドルフやってるオサが舞台上にいる感じ。…って、実際そうなんだけども。
すんごくよかったのはゆみこ。
やたらかっこよかった。
これが皇帝フランツにつながってくのか、って感じの出来だった。
あとヨネちゃんが昭和テイストな脚本にものすごく合ってた。
なつかしいなぁヨネちゃん。
ラリッシュ夫人のさあやがすごく綺麗だった。
艶然としてていい女だ。
暗いところでしか見れない、ってそりゃ嘘だ。全然いけてるから。
ともよさんは悪役。官房長官のフリードリヒ公爵。
ともよさんってしょっちゅう悪役してる気がするんだが、花組内の悪役専科なのか?
暗くてしぶくてなかなかでした。
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