『花より男子』感想・1

2021-02-13花組公演感想,花組

花組赤坂ACTシアター公演『花より男子』6月15日(土)15時公演を観てきました。
初日です。

IMG_20190615_130242

ちなみに東京は雨。
寒いっ。

ACTシアター、前に来たのいつだっけなぁ……蘭寿さんのときだった気がする。10年くらい経ってるかも。
と調べたら、どうやら逆裁2だったみたいです。2009年だから、ほんとに10年前だ。

ひさびさに行ったんですが2階席見やすいですね。
たしか客席下りはなかったけど、2階前方席ならちょっとは見えるのね。でも舞台との距離感もほどほどで、オペラなしでもいける。

・さて舞台化された『花より男子』。
予想よりずっと良かったです。
私の中での期待値がさほど高くなかったせいもあるけど。

登場人物の登場はまさにマンガ。というかベルばら方式。
F4の4人が描かれたパネルがあり、主題歌の自分のターンになると一人ずつ扉が回転して出てくる形。
この主題歌の歌詞のこっぱずかしさはほんと野口センセイで、ぶっちゃけ辛い。
さすが「壁DONDONDON」「腰GUIGUIGUI」の人だよ。誰かどうにかして。

野口センセイは叙情もへったくれもありません!!な作風の人だと思ってるのですが(でもたぶん本人は萌え満載で、ファンの心をときめかせてると思ってる……はず)、それが作品のスピーディーさにもつながってる。
いやーすごいスピードで物事が展開してく。
原作はきちんと読めてないけど(途中でギブアップしたから)、とりあえず原作の有名エピソードをこれでもかと詰め込みました!!感が満載。
あの場面、このセリフ、このエピソード、いろいろ詰め込んで休憩込みフィナーレありで3時間です。

そりゃもう暗転で舞台切ってくしかないよねー、とツッコミも入れたくなりました。
でも原作やTVドラマみてた人だと嬉しいんじゃないかな。たぶん。
あと、壮絶ないじめもスピーディーすぎて、そこは気が楽。

・オープニングの主題歌でチベットスナギツネ化した以外はだいたい大丈夫です。
序盤のF4その他生徒に「ほんとクズやなこいつら……」とも思いましたが、まぁそういう舞台設定なんで言っても仕方あるまい。

・クソッタレな今作の主人公・道明寺ですが、かれーちゃんが演じると可愛い。
アホさがほんと可愛い。
どこからくるんだその思い込みの激しさ、どうしようもねぇな、なんなんだこいつはと思いつつも可愛い。

かれーちゃんのコメディ好きですよ。セリフの間がいいんだと思う。

遊園地で待ちぼうけくらって風邪ひくところと、リゾートでソファで寝るとこが特にかわいい。
ソファで背中向けて寝るところはほんと男子。
ていうか、ツインの部屋じゃあかんのか? ダブルベッド? とか、考えてしまったよ。

あと、デートの約束した日になんで海外に行くことにしたのかわからん。
花沢と代わりにデートしとけってわけじゃないよねぇ。

・つくし役のしろきみちゃんは体張ってた。
飛び蹴りとかハイキックとか側転とか。宝塚のヒロインも大変だ。ドレスを美しく着る以外にもいろんなものを求められるなぁ。

しろきみちゃんは安定の巧さ。
歌も芝居も安心。
つくしのパワフルさと、女の子らしい可愛さがあった。

0