『The Fascination!』感想・2

花組公演感想,花組

ずいぶん放置しましたが『The Fascination!』の感想の続き。
ムラで11月半ばに観たのと、先日配信で見た東京楽の感想が混じってます。あと1月3日のNHKの放送もかな。

プロローグ

「はーなーはーファッシネイション、ファッシネイション♬」と歌いながら帰りたくなる感じの歌ですね。
主題歌が覚えやすくていい。
それもトンチキ系じゃなくてちゃんと名曲になりそうな感じがする。
タカスペとかあったら歌い継がれそうないい曲です。

かれーちゃん、濃いピンクの衣装が似合う。
もっとも似合わない衣装がないのだが。
(トンチキ衣装でも持ち前のスタイリッシュさでねじ伏せてくる)

かれーちゃんを筆頭に、マイティー、ひとこ、そして花娘1に就任したまどか、音くり。
総じてセンターあたりが踊りまくれるメンバーですごい。

・総踊りのあとはひとこ銀橋。
シケがけしからん。

ひとこは花男として、より線が太くなった印象です。

この公演、背景にいろんな映像が映し出されてますがバックの映像があまりうるさくなくて良いです。

酒とバラの日々

章タイトルで勝手に男同士の愛憎のあれやこれやを想像していたら、普通に(?)男が女を愛していて驚いたのだった。
すいません、古の腐女子の端くれなもので……。(ええ、白泉社育ちです)

マイティーの相手役は美咲ちゃん。
ぐいぐいくるねぇ。
歌がうまい娘役さんだけどダンスもお上手です。

花組の男役は薔薇が似合う。
スーツにハットの男役たちはめちゃくちゃかっこいいんだけど「顔見せてええええーーー!!」と叫びたくなってしまうのが困ったところ。
(元星の愛ちゃんに「わかってない!」と怒られそうだ)

客としては男役の美学を大切にしたい気持ちと、顔も愛でたい欲とのせめぎ合いです。
自分の欲はともかくかっこよかった。
花組を浴びた。

食虫花

この両性具有、人外感が懐かしいッッ。
かれーちゃん、若手のころよくこういう妖しいのやってたよなぁ……久しぶりに見れて嬉しい。

かれーちゃんはジョジョ立ちがお似合いになる。
「ジョジョやん」というツッコミ(でもジョジョには全く詳しくない)からくる笑いを笑いにさせないのがかれーちゃんのすごさでもある。
二の腕のタトゥーシールがなまめかしい。

ふつう、男役がここまで肌を露出すると女性的になるもんだけど、かれーちゃんはそうはならないのよね。
男とか女とかの性別を超えた、さらには人間であることすら超えた人外になっちゃうからだろうか。

ちょうちょのまどかは可憐。
貫禄と娘役らしい可愛さと技術の素晴らしいバランスです。

ミモザの花

ミモザに馴染みがなさすぎて「セイタカアワダチソウ……?」とか思ってしまうのが残念なところですが。

メインはひとこ&音くりちゃん。
音くりちゃんはさっきまでツナヨシ様でぶっ飛ばしてた方とは思えない可愛さだ。

ひとこは軍服似合うなー。

歌手の娘・ひなりりはおそらくサヨナラの餞別ですね。

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