花組版ミーマイDVDをみたんだ・2

2023-06-23花組公演感想,花組

●いっちゃんのマリアは素晴らしかった。
歌はタキちゃんにはとうてい及ばないんだけど、頑固でかわいらしいおばさまでした。

なにって、ジョン卿が30年以上も惚れ続けているのが納得できるのよ!
正直なところ、タキちゃんバージョンでは「ジョン卿の好みって…」「蓼食う虫も好き好き?」などとド失礼なことを思ってました。
ジョン卿酔狂だなって。

そして「こういうおばちゃんいるわ!」と思う。
世話好きなちょっといいところの奥様に。

●ハッチさんのヘザーセットは…怖い。うさんくさい。

ジョン卿に「女に惚れたことはあるかね」と問われるくだり。
「ございません」と答えてからその続きをいうまでの間が長すぎて、なにを言い出すのかドキドキした。

はっきり言えば「ゲイですから」くらい言いそうなんだよ、ヘザーセットさん。
(むこうでは「執事=ゲイ」という図式があるらしい…ネタ的なものかもしれないが)

だから結婚していると言いだしたときに非常にびっくりした。
妻いるんだ…ヘザーセットさん。
ていうか、妻は惚れた相手じゃないのか。そういう階級の人間じゃないからか。

●マヤさんのパーチェスターはマヤさん最大の当たり役だろうからもはや言うことはない。
見ていて安心、すごく楽しめる。
枠が決まっているからかやりすぎてるところもないしさ。

●ふみかのジャスパー卿は「ああ普通だ…」というのが最初の感想。
なまじ最初に見たのがけったいな先輩バージョンだったもんでさ…。ふつうでいいんだよふつうで。

というか、普通にきっちり演じられるというのがスキルなんだよな。
過不足なく、きちんと役目を果たす。
舞台人としてなんと素敵なことだろう。

●フィナーレ最初での若手男役のトリオによる歌(嶺乃・鳳・冴華)。

ヘナヘナっつうかキラキラっつうか、あまりの「若手です!」「こういうのまだ慣れてません!」「いっぱいいっぱいです!」な感じがこそばゆい。
見ているこっちがモジモジしたくなるのよ~。
助けてくれ。

●その後、ロケットをはさんでかわいい娘役2人を従えつつ登場するみわさまのあまりの「スターです!」感にやられる。

さっきのトリオとえらい差がある。
みわっちの場合、学年差・経験値だけじゃない気がする…。
なんですかねぇ、あの堂々としたスターっぷりは。

そして一緒に登場した姫花の歌の破壊力がすごかった。
一気にガクーっとくる。
あの蚊の泣くようなかぼそい超絶アニメ声はそのうち病みつきになるかもしれん。

●同じくフィナーレで歌い、エトワールもしてた一花さま。
かわいいかわいいかわいい。
芝居での役がほんっとたいしたことなくて悲しかったけどこういうところでつじつまを合わせてくる。

劇団に愛されてるのか気を使われまくってるのかはよくわからない…。

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