たまちゃんサヨナラショーと退団ご挨拶・3

月組

珠城りょうサヨナラショーの続き。
ちょっとヒヤヒヤするところもありました。

『エリザベート』「闇が広がる」

たまちゃんは深い赤と黒の衣装、他の男役は黒系で。
本舞台にたまちゃん、大階段に男役さんたちです。

『エリザベート』の「闇が広がる」フィナーレのダンスナンバーです。

サヨナラショーでダンスナンバーってわりと珍しいですね。
でもダンサーだったたまちゃんにふさわしい演出だと思います。
本舞台でソロで踊るたまちゃんにも、列を分けて降りてくる男役3人にも胸のときめきが高まる。
降りてくる3人には「次期はこうなるのね」という近い未来への思いも。

『夢幻無双』「同じ星空の下で」

たまさくのデュエットからデュエットダンスへとつながる『夢幻無双』の「同じ星空の下で」。
2人は赤と黒の衣装です。

デュエットダンス中にちょっとしたアクシデントが。
さくさくの長いポニテ状の髪が珠城のカフスかなにかに引っかかったみたいです。
生だとなにがあるかわかりませんね。

たまちゃんが落ち着いて髪を外している姿もファンにとってはときめきの対象のはず。

『ピガール狂騒曲』「ラ・ベル・エポック・ド・パリ」

さくさく・ありちゃん・おだちんで上手から銀橋に登場。
『ピガール狂騒曲』「ラ・ベル・エポック・ド・パリ」を歌いながら渡ります。
ありおだは赤青白のトリコロール衣装です。パリだもんね。

99期・98期・100期と学年が近い3人。
新公などでも長くて濃い時間を過ごしたメンバーです。

さくさくのミューサロでのありちゃんへの想いが炸裂してる様子が印象強すぎて、「さくさく、ありちゃんと一緒に銀橋渡れてよかったね……!」という気持ちになります。
オタクの夢が叶った姿を見ている気持ちと言いましょうか。

たまさくって、トップコンビだけどあまりラブラブ系の売りにしてないというかなってないというか……。
前任もそんな感じだったから、近年の月組の伝統かしら。
(”近年”なのに”伝統”とはこれいかに)

たまさく、舞台での芸はちゃんとしてたからいいと思うんですけど。
でもまぁ月組っぽい。

『幽霊刑事』「世界最強のコンビ」

さくさくがありちゃんとの関係が濃いなら、たまちゃんのお相手はちなつである。
ちなつは自称・相手役さんだからね。
(もう公認みたいなもんだと思うが)

『幽霊刑事』「世界最強のコンビ」をたまちなで。
最初はセリフからはじまり、途中でデュエットになります。

衣装は青いドレス燕尾で、中のベストはシルバーで白のフリルシャツみたいなのでした。

『幽霊刑事』をライブ配信で1回見たきりなんですが、その中の台詞かな?
サヨナラショーでも「シティーハンターもシャーロックホームズも二流」みたいなこと言ってたような。
芝居の中じゃなく、こういう場でポンと出されるとヒヤヒヤしますね。
芝居の中だったら「役」が言ってるセリフだけど、ショーの中だと半分は「芸名」が言ってるように感じられるから。

『月雲の皇子』

たまちなで若いころの思い出の公演『月雲の皇子』。
2人で軽く芝居をしちなつははけ、たまちゃんのソロ(曲名は忘れました……)に。下手から銀橋に向かいます。

「バウホール、ああバウホール!!」とバウホールへの想いを熱く語っていたたまちゃん。
バウホールの思い出の筆頭ともいえる作品なのではないでしょうか。
しかもたまちな。合掌。

ファンも好きだけどご本人たちも好きねぇ、と言いたくなる「たまちな」でした。

『クルンテープ』主題歌

次期トップスターのれいこちゃんが下手花道から銀橋に出てきて『クルンテープ』の主題歌をソロで歌います。
紫の燕尾でした。

途中から退団者7名が下手から登場。
淡い紫のドレスやドレス燕尾でこれまたきれい。紫というよりすみれ色なのかな?
銀橋をれいことともに歌い踊り、上下に分かれてハケました。

同時退団者7名、2回も銀橋に出るのはけっこう破格だと思う。
だいたいは1回だよね。
これもたまちゃんの愛かしら。

『All for One~ダルタニアンと太陽王~』「この地上のどこかに」

たまちゃんが本舞台のセリの上に。
『All for One~ダルタニアンと太陽王~』「この地上のどこかに」のソロです。

衣装は白地の金のフリルがついたドレス燕尾で、左肩に月の飾り。
月組トップスターですもんね!
たぶん新調の衣装なのでしょう。

客席は黄色のペンライトがともりました。
FCが配布したものですね。
ライブ配信でも2階から映し出されてとてもきれいでした。

さらには吊り物も出ていましたね。
「Ryo Tamaki」みたいに書いてあったかな?

『All for One~ダルタニアンと太陽王~』「明日を信じて」

『AfO』2連続です。いい公演だったよね、あれも。
ダルタニアンはたまちゃんの真っすぐさ、若さ、包容力が見える役でした。

「明日を信じて」はたまちゃんのソロです。上手から銀橋に出ます。

「明日を信じて今日は耐えよう 明日を信じて今日は生きていこう」という詞が、コロナ禍でも希望を失わずに生きていけよというメッセージのようでした。

途中から本舞台に白い衣装の組子も登場します。

『BADDY』主題歌

「千秋楽ゥ?冗談じゃねえ」
内ポケットからバッディのサングラスを撮り出してかけるたまちゃん。
みんな大好きBADDYです。

順番にみんなたまちゃんに絡みにいきますが、なんせBADDYモードになってるので「邪魔だ、どけ!だれも俺を止められない」状態です。

専科に行くゆり・まゆぽんも押しのけられ、派手にすっころぶ2人。

組子たちも盛大にはねのけられたり蹴られたり。

こんな終わり方アリかぁ! と思いつつも笑っちゃうよね。
たまちゃんもたぶんファンを笑顔にしたくてBADDYを出してきたんでしょう。

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