真彩ちゃんのCD「真彩希帆 My Everlasting Dream」を買いましたよ。
車の中で聴いてます。
天を衝くような高音からやわらかく包むような中音、かっこよさに痺れる低音まで、真彩ちゃんの歌声を満喫できます。
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真彩希帆 My Everlasting Dream
□Topix□
雪組トップ娘役・真彩希帆が、宝塚歌劇で歌い継がれてきた名曲を新たにレコーディング。
「♪清く正しく美しく」「♪セ・マニフィーク」や、海外ミュージカルから「♪私だけに」「♪顎で受けなさい」、さらに、2020年9月7日にライブ配信されたミュージック・サロン「La Voile(ラ ヴォアル)」のために自身で作詞を手掛けた新曲も収録。
真彩希帆の美しい歌声が心に響き、癒やしとエネルギーを与えてくれる贅沢なアルバム。
□Contents□
01. 清く正しく美しく
02. うたかたの恋(『霧深きエルベのほとり』)
03. 私だけに
04. セ・マニフィーク
05. My Guardian Angel(私の守護天使)
06. 顎で受けなさい
07. 心はいつも
08. アイーダの信念
09. 宝塚我が心の故郷
10. My Everlasting Dream ―私の永遠に続く夢―
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ただ、今、どうも在庫がないっぽくて……(キャトルのオンラインも、その他サイトも)ムラに行ったときに買っといてよかったです。
キャトル店頭にはあったりするんだろうか?
※追記※ 在庫復活してました!
CDの裏側も可愛い。
真彩ちゃんらしいいい笑顔!!
ひまわりみたい。
コーラスメンバーは、希良々、眞ノ宮、有栖、一禾、涼花、莉奈、壮海、愛陽。(敬称略)
真彩ちゃんのMSに出てたメンバー&歌える下級生娘役さんって感じのメンバーですね。
ボーカルスーパーバイザーとして南風舞さんのお名前も。
南風さんは、宙娘1のまどかちゃんのお師匠さんでしたっけ。
お名前以外存じ上げませんが(すみません)、元星組のトップ娘役さんなんですね。
●「清く正しく美しく」
「♪その川水の流れ清らかに 流れ正しく美しく 大河となりて水つきず」
白井鐵三氏による歌詞です。
(すみません、今まで小林一三先生の手になるものだと勝手に思っていました)
これを、今までは宝塚大劇場のある武庫川の水の流れとしてとらえていました。
ですが今回、真彩ちゃんの歌声では歴代タカラジェンヌのこととして聞こえました。
つまり、一人のジェンヌさんが清く正しく美しく生き、そのようなジェンヌさんたちが代々続き、連綿として宝塚歌劇の歴史となる。
100年を超す宝塚歌劇はこれからも大河のように続いていく……と。
●「うたかたの恋」
『霧深きエルベのほとり』より。
「ビール祭のビールの泡から 二人は浮かび出た」から始まる歌。
べにあーの星組で上演された記憶もよみがえります。
宝塚音楽学校の文化祭でも何回か聞いてます。
●「私だけに」
『エリザベート』より。
正直なところ、期待ほどではなかったです。
娘らしい歌い方の高音部と、女役の雰囲気の低音部がうまくマッチしていない印象でした。
声自体はきれいだし音域も広くてさすが真彩ちゃん!! と思うのだけれど、シシィという一人の人格の歌としてしっくりこなかったのですよね。
「私だけに」は人の少女が1曲のうちに自我の強い女性として成長を遂げていく……という歌だと思うのですが、
少女⇒女性⇒少女⇒女性女性女性……
というふうに、前半のほうでちょっと年齢が行きつ戻りつしているというか。
もうちょっと具体的にいうと、「義務を押しつけられたら 出ていくわ 私」のところ、かなり低く歌っていて年齢が高い。
シシィというよりゾフィー味があるんです。
『エリザベート』は各組観てるし(あ、カチャシシィだけ観てないかも)、「私だけに」もいろんな人のを聴いているだけにいろいろと思ってしまうのですよね。
●「セ・マニフィーク」
これもよく聞く歌。
澄夫ちゃんの歌詞だったんですね、好きです。
ちょっと低めの音程なので、真彩ちゃんが男役だったらどんなだっただろうと想像せずにはいられませんでした。
真彩ちゃんは元々は男役志望で、最初の受験のときは男役の外見で受けたのですよね。
低音も響くし、視線のやり方も堂に入ってるから、すごく素敵だっただろうなぁ。
でも、娘役になってくれてよかったと思います。
娘役だからこその美声も聞けたし、「だいきほ」という雪組トップコンビも誕生したし。
それはそうと「ティプタプ」ってなんだろう、という疑問は尽きない。
呪文?
●「My Guardian Angel(私の守護天使)」
小池先生の歌詞です。
子供向けミュージカルっぽい感じの可愛い歌ですね。
元々は宝塚の演目じゃなくて、「タカラヅカ・ヤング・クルセイダーズ」という当時の若手ジェンヌを起用したCD用に書き下ろした曲なのね。
そこで歌ってたのは純名りささん。
真彩ちゃんの柔らかな声が心地いい。
ストーリー性がある素敵な歌です。
●「顎で受けなさい」
ミーマイからの1曲。
のぞコンでは「ランベスウォーク」を歌ってましたね。
真彩ちゃん、サリー似合っただろうなぁ。
ちゃきちゃきしてて健気な感じで、なにかあっても苦虫つぶしてニパっとスマイル。
「ちょっとした知恵」の「知恵」の歌い方がなんか好き。
●「心はいつも」
『パパラギ』より
真彩ちゃんの高音を堪能できる一曲。
『パパラギ』が上演された当時のことは知りません。(ファン歴が浅くて……)
ですが、初演は真彩ちゃんが憧れていた白城あやかさんが星組トップ娘役として出演しておられたのですよね。
そういう理由で選曲されたのかしら。
名曲です。
●「アイーダの信念」
『王家に捧ぐ歌』より。
公演では瞳子ちゃん、みりおんと歌唱力の高いジェンヌさんが歌ってきた歌です。
虐げられても強く真っすぐに生きる誇り高い女性の歌。
真彩ちゃんが「それでも私は嘘はつけない…」と歌うとき、その真っすぐな哀しさに心を打たれます。
真っすぐであるがゆえに損をすることもあるだろう。
でもそれが生きざまだからどうしようもないよね、と勝手にアイーダと真彩ちゃんを重ねたくなります。
●「宝塚我が心の故郷」
『たからじえんぬ』より。
ザ・タカラヅカ自画自賛ソングの1曲。(いや、好きですよ)
白井鐵三先生の詞によります。
黒燕尾で男役さんが踊る光景が見えます。もちろん幻だけど……。
真彩ちゃんのカゲソロで踊ってほしい。
真彩ちゃんの美声を堪能しつつ、雪男たちのダンスに見惚れたい。
そういやこの歌いつからあるんだろう……と調べたところ、どうも1937年っぽい。戦前か!
『たからじえんぬ』の併演は、『軍国バレー 砲煙』『舞踊劇 龍刀』でございます。
時代を感じるわ。
● 「My Everlasting Dream ―私の永遠に続く夢―」
新しくなった宝塚ホテルで上演された真彩希帆ミュージックサロンで歌われた、真彩ちゃん作詞の歌です。
歌詞カード、ここだけは真彩ちゃんの直筆です。
字が可愛い。
女子学生のおもむきがある。
娘役ながら「冒険に出る」というあたり、少年味があってものすごく真彩ちゃんぽいです。
真彩ちゃんはお姫様だけど戦士でもあるのよね。
ミューサロのときも思ったんですが、だいもんへの思いらしきことが歌詞に入っているのがキュウっときますね。
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