『Sweet Little Rock ‘n’ Roll』を見たんだ・3

雪組公演感想,雪組

ライブ配信で見た縣バウ『Sweet Little Rock ‘n’ Roll』の感想の続き。

・赤いジャケット、後ろ向きで1人でピンを浴びてあがちん登場。
かっこいい。
ナマで観たらもっとオーラを感じただろうな。

男役がみな登場し、踊る。
あがちんソロで主題歌です。

うん。

………(;^ω^)

歌はね、あがちんのお歌ですよ。期待しちゃいけない。
あがちんからはスターオーラとダンスを堪能できればいいのだ。

続いてはあみちゃんのソロ&娘役ダンス。
さすが優等生っぽいあみちゃんだけあって、お歌に安定感があります。

縣&あみ&はいちゃんでダンス。
雪組若手男役の並びが美しい。もうすぐあみちゃんは月組に行ってしまうのだが……とちょっと感傷に浸りそうになりましたね。

赤ドレスの夢白ちゃんソロ&6組デュエットダンスでプロローグ終わりだったかな。
夢白ちゃんはどんな役、どんな衣装でも似合ってて可愛いのが強い。

・芝居が始まって「ハイ、キミ、キュートだね」と客席に話しかけるあがちん。
そうか、こういうノリの芝居なのか。
語りかけられても声に出して答えるわけにもいかないコロナ禍です。
「今日も反応なかった」みたいな転校生・ビリー縣が気の毒なようなそうでもないような。

「はーい、おはようございマクリーン、画面の向こうも笑ってるー?」という愛すみれちゃん。
ハイスクールの先生・マクリーン役です。
このギャグのセンスよ……と半笑いになりつつ、やりきる愛すみれちゃんには拍手しかない。

・あがちんのビリーはカッコつけてる男子高校生役。
実際かっこいいからモテもするんだけど、若さゆえの自意識過剰さや気負ってる感などがとっても懐かしくくすぐったい。

入団したときから宝塚の男役としての素材の良さと、まだ伴いきらない演技力(外見は大人っぽいけど内面まで大人の男役ではない)にギャップのあるあがちん。
ビリーの、一応かっこいいけどかっこよくはなりきれない、どこか青くてあわあわしてる感じがあがちんの持ち味とシンクロしていた。

夢白ちゃん演じるシンディーへの態度には「おまえ……」と思うところもあったけど、それでも自ら手を伸ばそうとするところがよかった。

幻のビリーの白軍服&マントは似合いすぎ。
王道も似合うわ~~~~~。
シンディー、良い妄想をありがとう。

ダンスシーンではほぼ助走なしで平場で跳ぶあがちん。どんな跳躍力してんの。
フィナーレのゾンビダンスも黒燕尾もダンサーらしく美しかった。

演出家も振付家もあがちんを跳ばせて回らせたいんだなとよくわかる公演であった。

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