真風サヨナラショー・4

宙組

階段降り②

最後にトップスター・真風の大階段降り。

通常の組子はタカラジェンヌの正装である黒紋付きに緑の袴と決まりがありますが、それ以外の衣装を選べるのが男役トップスターというもの。
過去には燕尾や軍服を選んだトップさんもいました。

大劇場9作の長期を張った真風がなにを選ぶのか、はファンの気になるところでしたが、真風はオーソドックスに黒紋付きに緑の袴でした。
1人のタカラジェンヌとして、というところなのでしょうか。

お花渡しは同期のまっぷーと2番手で次期トップのキキちゃんから。
胡蝶蘭をメインとしたブーケでした。

最後は「TAKARAZUKA FOREVER」で退団者全員の銀橋渡りで幕が下りました。

カテコ・退団者から一言

メモを取れたぶんだけですが。

・いとゆ
「皆さん美しくて自分は泣きじゃくってボロボロなので並んでいいのかなと」

だいじょうぶだよ、と背中をさするあきもが優しい。

・たっく
「感謝です。
ただそれだけです」

・しどりゅー
「今日と言う素晴らしい日を迎えられたこと感謝」

真風が「るりちゃん」呼びしてるのが、なんかきました。
なにげに真風としどりゅーは星組時代からの仲だもんね。

・あきも
「卒業の日を迎えられることありがとうございます」

・すっしー
「大切な宙組の仲間とまだまだ盛り上がってまいります」

・かの
「たくさんの愛を感じて今日を迎えております。
東京の千秋楽まで大好きなゆりかさんと宙組の皆さんと最後の日まで精進していきます」

最後まで「ゆりかさん❤」なじゅんはなちゃんがさすがである。

そのあとに真風が
「みんな出てきて頂戴。出れたかな?」
と全員を呼ぶのがいわゆる「宙組幼稚園」か……!

カテコ

次のカテコは真風ひとりで登場。
「ただただ皆様に出会えた奇跡に感謝のきもちでいっぱいです」からの

「こんな時代にイルカのように人と人がわかりあえたらという素敵な作品に出会えた。
最後の日まで高みを目指して成長していきたい」
みたいなことを。
イルカ(笑)。
ジェームズ・ボンドの歌を引っ張ってきましたね。

宙3本締め

さらにカテコ。
宙3本締めの音頭は退団する組長・すっしーさんに。

そこはやっぱりそうですよね!
きちんとファンの気持ちを汲んでくれたなぁ。

緞帳前

緞帳前のまかかの。
これが最後の大劇場での姿になります。

2人が出てきて開口一番真風が「危ないよ」って言ったんですよね。
なにが危ないだろう?
ぶつかりそうになってた? と思ったら。

「危ないよ、「このまま銀橋ですよね」って銀橋に出てる人は見たことないよ、17年間で」

じゅんはなちゃん、まさかの、銀橋に出ようとしていたことを暴露される。

「すみませんいい加減なこと言って」とケラケラ明るく謝るじゅんはなちゃん。
この明るさがいいのである。

「皆さまの愛に私たちも育てていただいた」
とお客様への感謝を述べつつ
「すぐ笑われちゃうんだよね」
「いいよね、唯一無二ですよ」
とじゅんはなちゃんに語る真風。

そして締めは「さ、帰ろ」でした。
夫婦漫才……?

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