姉からのメール・234・花組

姉から花組大劇場公演『うたかたの恋』の感想が届いたので転載。

花組 うたかたの恋 感想1

・分かる方の柴田先生

・チャラララチャラララ…あの音楽とミラーボールグルグルピカピカー、うっわ、うたかたや!そこに真っ赤な大階段と真っ白のルドルフとマリー、うわーマジでうたかたや!!出ーたー三日月の髪飾りー!!って、自分が「うたかたの恋」を劇場で、生で見てることにやたら感動してしまった。映像で見ていたものが目の前にライブで現れるとなんかめっちゃ感動するわ(見ていたのはテルみりおんのが多い、といってもそんなに回数見てないけど。話を覚えている程度だと思うわ)

・プロローグの銃声で反る時、ただ反る振り付けかと思ったらちゃんとかれーちゃんが撃たれたモーションをしていて、おお!!ってなった

・一年の最初から佐々田先生見れてなんか縁起がいいな

・衣装がカラフルでデコラティブでかわいい。映像で見てたのより華やかだった。羽を模しているだろう天井の飾り、金色のメタリックな何かが絡んでいて、軽やかなモチーフなのに美しくもズシンとした威圧感があるな

・1、2、3の軍服が似合いすぎて目が潰れるかとおもった。ステファニーとの儀礼的な無感情なダンス。でもそれはそれで硬質でたいへん美しいよルドルフ

・向き合って腕を斜めに上げて下げてくるくる回る、宝塚の舞踏会って感じのやつ、あれを舞月ちゃんがやっておられたわ、感慨深いね!本当に舞月ちゃん、うたかた出てるやん?!って感動するね(^o^)

・演出、結構変わってるなー。ルドルフの二役の劇中劇、「尼寺へ行くのだ」の愛想尽かしの場面のくだりがない?あれ、正直意味わからんかってん。最後マリーが修道院へ行かされることと何か関係があったのかなー?代わりにオペラ鑑賞場面になってた。マリー、めっちゃ見てるやん?!ルドルフのことガン見やん?!最初劇ぜんぜん見てなくない笑?!この場面といい後の扇を落とす場面といい、ルドルフのことを言葉を交わす前から好きで好きで!っていう感じのマリーだった

・ここのバレエのハムレットとオフィーリアの子、めっちゃ素敵だったので結構じっくり見ちゃった。ダンス美しゅうございました(^o^)

・美風組長ばあやが振り回されてていちいち可愛い。シリアスもコミカルも自在な人だわ

・ヴェッツェラ男爵婦人とラリッシュ伯爵夫人がうんまいなー凛乃しづかちゃんと朝葉ことのちゃん。ことのちゃんは殉情のもう一人の春琴やった子かー、凄い上手かった、正統派な、感情がよく伝わってくる文句のつけようのない春琴だったわーなるほど、お芝居上手さんなんだなー。このミセスコンビが好きだわー、若いのにミセス感出すのなぜそんなに上手い…。…きょんちゃんは何を渡しているの?手間賃?気になる…

・ピアノで会話を紛らわせて手引きするの、面白かった

・しぃちゃんが酒を呑むところ。ちゃんと酒を呑んでいる人の顔をしていて、呑み下した酒が喉を通って胸へ入っていくのがちゃんと分かる演技をしていて、はいコレ。こういうところよなんよ…。しぃちゃんのうまさなんよ…!!って一人で客席でえらい興奮してた

・めっちゃ切れ味鋭い「ブラットフィッシュ!」の言いかた

・配役見た時、あすかちゃんがブラットフィッシュかー、まあ、番手的にそうなるか…いやでも昨今いい男になってきたあすかちゃんにブラットフィッシュとか…。「ようがす」とか言うんか…?んー?とか思ってたんだけど、その辺演出で調整されたり、あすかちゃんの品の良さも相まって従来よりも洗練されて都会的な印象のブラットフィッシュになってた気がする、まず見た目がカッコいいし

・ラリッシュ伯爵夫人がよくお似合い云々とひとりごちるところとかに、そこはかとなく昭和の少女漫画っぽいノリを感じる、今回マイルドになってたけど

・ドクロと拳銃が手元にあることの言い訳に「取り繕った感」をのせることで、ルドルフが潜在的な危うさを持つ人物というのが浮き彫りになってて、それが「エリザベート」のルドルフ像に寄ってて、ああ、この人、あのルドルフなんだなーって思った。(ヅカファンの中で超有名な)トカイワインとか出てくるし、時々エリザベートを想起させる仕掛けなのかな?なんかエリザベートとうたかたの恋が今回ガッチリ私の中でリンクした。「エリザベートのルドルフ」は「うたかたの恋のルドルフ」なのね、今まではなんとなく同じ名前の全くの別人として見てたわ

・頭の中で想像するしかなかったマイヤーリンクが背景に!木立のむこうの山々とか「茜色に〜」に合わせて夕方の情景になったり細かい。これがマイヤーリンクかーと思いながら見た(今までもあったかも?私がちゃんと見てないだけで?)

つづく

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