姉からのメール・209・宙組

姉からのメール

姉からの『カルト・ワイン』感想の続きです。

宙組 カルトワイン 感想3

・頭ポン………学年ーーー!!完全に飛び越えてるーーーー!!楽屋で、「ずんさん、今日もあんな扱いしてすみませんでした」って謝っててもいいレベルのルイマキセの頭ポン!!その時の目がヤバいのよ、上下関係と忠誠をあの一瞬でシエロの意識に叩き込むような目してるのよ…怖!!ワンコとして首輪をつけた瞬間だなーと思った

・もえこのギャルソンっぽい長いエプロン…。え?!そういうの見たかったが?!できれば白シャツベストのソムリエスタイルも拝みたかったわ!?今更だけどヒールがほぼないのにそのスタイルなんだなぁ…。階段状の三段のセットに悠々腰掛けれるのも、えーってなるわ

・遠くまで見えてますよ〜って言ってくれるひなこ。劇中のワインの狂乱と、うちら観客の狂乱(?)を俯瞰しているようで、おもしろくて不思議な存在だった。煽ってみたらどうなるのかな?知りたいな?みたいな無邪気な表情するかと思えば、冷静に観察しているようでもあり。どうとってもいいのかな?

・二幕最初はちょっと混乱した。ルイマキセとずんちゃんがはじめましてな雰囲気だし?ん?ってなった。グランピーガイズに入り込むための茶番だったのね。ずんちゃんがやんちゃなティーンエイジャーからスマートでジェントルな佇まいに変わっていておおーー!!ってなった。黒い肌に白ベースのスーツが映えますなあ

・ロマネってそんな高いもんだったの?!幕間にプログラムの栗田先生による親切なハウツーを読んでおいたので、オークションの銘柄当ての賞品としてボトルが出てきたときは、「ロマネ……まさか……アレか……?出ーたー!ハイ出ました1945年!!!」って一緒に盛り上がれて超楽しかった笑笑

・聞いたことがない言葉(リコルクとか打栓機?とか)が結構出てくるけど、話の流れでなんとなく分かるの、滑舌と脚本のうまさの勝利だなと思った。説明セリフじゃなく劇中で自然に分からせるの。ワインの勉強になったわ

・後ろ向きでオークション参加しつつも、耳と神経はカミロとミラに向いてるなーっていうチャポさん。かかった!アイツやりやがった!!なギラついた目線たまらん!!

・ショー(偽物売買)をやる場が整ったとばかりにショータイム!の声で階段を登り始めるルイマキセ、マジでショータイム始まったわーー!!ってなってそりゃあ昂りました!!存在がすっげーーード派手。とうとう歌うか、歌うか、歌ったあぁぁぁ〜!!ってなったよね!!短か!!っては思ったけどね、その短さの中でもさすがの濃さです!

・で、高いところから打ったあのアジ!!言葉の抑揚、テンション、視線、アクション全てでカミロの野心に火を付けガンガン煽る。そりゃあリスクを取りたくなかったカミロでさえも称賛を浴びせてくれって思うまでになるわっていう。結局、チャポのデコイと、ワインのもっともらしい権威付けとワイン相場の引き上げ(これは副次的なものかもしれないけど)のためなんだけど。それにしてもあの場面最高だったわーー!めちゃくちゃ痺れたーー(((o(゚▽゚)o)))!!ここだっけ、ハットのツバの縁をピッてするルイマキセめちゃくちゃかっこよかった!!

・覚悟を決めろ→覚悟は決まった?とか、

同じセリフを全く違うシチュエーションに引き継いで、見てる方をニヤッとさせるの、トリッキーでおもしろいね

つづく

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