姉からのメール・198・花組

姉からのメール

花組『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』の感想が届きました。

花組 巡礼の時 感想1

・音楽史もクラシックも作曲家も全くわかってないのに、前もって見た資料はホームページの生田先生が語ったやつと、豆知識?みたいなのをさらーっと読んだだけという、この不真面目さ(それでもボリュームが凄いんだが…多すぎるんだが…この分野興味が薄くて目でバーっと読んでいけん)。あとはプログラム(これも字数多!上から下まで目一杯とかへこたれそうです)大丈夫なんかな…

・という心配をよそに、めっちゃ面白かったんだが?!エンタメな場面とシリアスな場面の案配が絶妙だった。エンタメでキャッキャさせといて後半でムムム…っていう。いや、後半も基本エンタメよ、その辺もうまいなー、絵面綺麗だし派手だし楽しいのに結構考えることが多かった。ぶっちゃけ話についていけなかったら顔見てればいいか、と思ってた笑。初見の感想です

・すっごいたくさんの盛り盛りなドレス、宮廷衣装、おフランスなカツラを見まくった。宝塚ーーー!!って感じだった

・何でそんなに指がバラバラに動くん?どうやって10本制御してるん?というのが素直な疑問としてある

・巴里の貴族がわかってきたわ、結婚しても恋人を持つのは普通なのね、でも子供ができたらスキャンダルなのね

・リスト、ピアノを弾………かない!!改めてピアノを弾………かない!!笑ったわー笑。楽しく翻弄された笑

・ジュリ扇出てきた。照明がド派手

・ピアノだんじり?マジでだんじり!!テンション上げてくるねぇ!!かれーちゃんがめっちゃかっこいいのでギャーーーーー!!ってずっとなるよ。あとめっちゃ高いところから飛び降りてました、フィジカル見せつけてくるかれーちゃんについうっかり惚れそうになる

・服がみんな似たり寄ったり、しかもおフランスかつらですわ…。これはやばいぞ、出てくる度に見分けるのに2秒かかるかも知れん、タイムロス半端ないなーと思ったけど(お気づきでしょうが舞月ちゃんの話です)、ふふふ、何と私は色の違いを見分けるのが結構得意なので、「黄色味が強い」で覚えたら、たとえ後ろ向いていようが人に紛れてようが劇的に早くわかるようになった、QOL上がった!

・あすかちゃん、シュッとした??なんか思ってたシルエットと違うような?最初サロンのところでバラッと全員見た時、最近のあすかちゃんどうなってる〜?って思いながら見てたのにご本人を一旦素通りしたわ。難易度高いかっちり目の硬派な髪型もなんなく様になっててびっくりしちゃうねぇ。刈ったとこ伸びた?今度オペラで見よ

・秩序だっていっせいに動く子供、振り付けもおもしろいし、ちょっとホラー味もあって、場面としてめっちゃ印象に残った。子役がこんなに一斉にでてるの、見たことない、なんかすごい! 花組にこんなに子役になれる人たちがいるとは。ちょっとづつ違う同じような髪型、服で一列に並んでピアノ引いているの、シュールだよ。白は無垢、無邪気さの表れ?

・ああっまるくんが転んだ!やっぱりこの子めっちゃ上手くない??気になったのでおとめ見たら、初舞台がオーシャンズ 11だって、この前やってた宙組のだってーー!!ヤバ最近すぎる…!最後、習ってないところを引く時のアレ?って言うのが想定してないトーンで出てきて面白かった、ほほう?ってなった

・息子さんは凡百です!ってめっちゃはっきり言っちゃう舞月ちゃん

・フランスに帰れなくしてやると退路を断つ音くりちゃんが怖い。敵に回したくないー。何この手練れ感。蘭陵王の「名前を呼んで」がすごく好きなのですが、名前を呼んでもらうことだけが望みという禁欲的な役から、欲とプライドの権化みたいな今回の役まで、両極端な役どっちもうまいし説得力あるの、率直にすごい。たいてい、持ち味でどっちかに寄りそうなものなのにね。ほんとご卒業が惜しまれます(「生きて」は今聴いても泣く、聴いたほうがいい)

つづく

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