姉からのメール・199・花組

姉からのメール

花組大劇場公演『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』の感想の続きも届いています。

花組 巡礼の時 感想2

・ふふふ、捕まえてごらんなさーい的なところはなぜかいつもぎゃー助けて!!あわわわ…ってなりながら見てしまう。今回なんか長いな…ガッツリ濡れ場よりもこういうのの方が赤面してしまうのなんだろうね笑

・森のセットが斬新。淡い木立の書かれた幕?みたいなのが垂れ下がってて、それにさらに木漏れ日が映し出されていて綺麗だった。こんなにセットを覚えてるってことは、やっぱり目を逸らさずにはいられなかったのでしょうよ…

・じいや呼びはこれ、実際もそうなの?恋愛対象ではありません宣言みたい?いけずすぎない?

・ジョルジュサンドのひとこ。見た目じゃなくて、その生き方が男前すぎて(多分そういう人だったんだろう)いや、王子様いらんやろ?ってなった。自分の求めるものも明確にわかってるし、行動力もあるし、懐もでかいし。駆け落ち同然にパリを出た相手に、恋人でしょう?はハートが強すぎる(ブルブル)

・曲がどれもドラマチックでとても楽しかった。BADDYの男役群舞のアレっぽい、生で聴きたかったやつきたー!やったー!!めっちゃいいですわ!!カッコいい!!メロディラインとラップの相性が抜群にいい。あすかちゃんがなんか意外とラップにハマる!?びっくりよ!うちは子供がラップ聴くのでついでに聴くのですが、その耳に慣れたラップと近くてすっごい聴きやすいのは、強く出して欲しいところがちゃんと出ているからなのかも知れない。滑舌が良すぎないのも雰囲気でてると思った。目はあすかちゃんに釘付けでした、かっこいいな!この場面が異様に好きです。宝塚の芝居でやるラップとしては最適解でたんじゃ?!みたいな寄せ合い方だったわ

・裏で芸術にふける貴族たち。裏表で面白い演出。リストとマリーで生き方がクロスする

・舞月ちゃんがしいちゃんに追われて行くのは、シリアスなんだけどふふって微笑ましく見ちゃう

・かれーちゃんが剣を持って踊るぞ!絶対いいシーン始まるぞ!ってワクワクするね。そりゃもうかっこよくて見入っちゃうわ

・生きた証を残すってなかなか強欲だわ

・ショパンが死ぬところ、マイティ のストレートな持ち味が活きた場面で、すごく良かった。裏表なく友達思いなんだろうなーみたいな。そして死ぬマイティ には、つらーー!ってなっちゃう

・リストとの掛け合い、この二人わかり合えるの?みたいに思った。なんか才能の出どころと方向性が全く違うくない?!同じ音楽家ではあるけれど。いや、音楽のこと何も分からん私の感想ですけど

・リストは、作曲というものをするには周りが見えすぎた人なのかなーという印象。だから名声を欲しがるし誘惑にも勝てない。だけど、別にそれは悪いことではなくて、学校を作ったり弟子をとったりと、周りが見えるからできたこともあるのかなーと思った。そしてそれはショパンにはできそうもないことに思う

終わり

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