『Lilac(ライラック)の夢路』新公感想・1

2023-05-19雪組公演感想,雪組

雪組大劇場公演『Lilac(ライラック)の夢路』の新人公演を観劇してきました。

5月11日(木)18時から開演で、いつの間にか新公が木曜になってるんだなぁ……などと。
ムラも月曜が休演になったからだっけ?
この日は花組バウ『舞姫』をダブル観劇したあと、急いで大劇場へ。(合間が20分くらいしかない!)
客席の果てのほうからの観劇ですが、観られるだけでありがたいってもんです。

さて、ライラック新公。
雪組若手の上手さはあるんですが、やっぱりストーリーが虚無で。(好きな方にはすみません)
なんというか、みんなにもっといい作品で経験積ませて上げたかったよ!!みたいな、謎のポジショから物申したくなったのでした。
いい作品のほうが人は育つと思うのよ。

という作品への文句はあるのですが、新公ならではの勢いもあったのではないかと思います。

なお、新公演出は野口センセイ。

主演・ハインドリヒ=のりぴー

主人公・ハインドリヒを演じるのは新公初主演ののりぴー(紀城くん)。
劇団全体で勢いのある105期生のうちの1人です。

成績優秀なだけあって、歌もダンスも上手い。
序盤は本役である咲ちゃんのハインドリヒを踏襲しているように見えました。
よく咲ちゃんを見て真似してた。…というのは普通なら褒め言葉なんだけと、今回のスピード感あふれる話し方&クセのある歌い方を真似たのがよかったのかどうか、正直よくわからない。

中盤以降は比較的ふつうの話し方や歌い方になってほっとしました。

兄弟そろって銀橋で踊るところなんかはキレの良さがでていました。

ヒロイン・エリーゼ=はばまい

ヒロインのエリーゼははばまい。
こちらも105期生ですがヒロイン経験も豊富で、すでに安定感があります。というか、貫禄すら感じさせてくれます。
洋風の顔立ちなうえに小顔なので、フランス人形のようなおもむきがありました。

歌声もさすがのきれいさでした。

2番手・フランツ=かせきょー

あーさが演じた2番手・フランツを演じたのはかせきょー。
体格もよく、新公主演経験もあるためか「スターがいる!!」という感じは抜群。
華があるんですよね。

3番手・ゲオルグ=せーみくん

そらちゃんが演じた軍人の3男・ゲオルグを演じたのはせーみくん。
歌の人だと思ってたんですが、ダンスもいいんですね。
軍隊での踊りも素敵でした。

「本当はあまり軍人向きじゃない」というセリフが、女の子っぽい顔立ちにしっくりきてました。

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