かれーちゃん版『うたかたの恋』を観て、以前の宝塚版ってどんな感じだっけなと過去の映像を見ました。
手っ取り早く、楽天TVに上がってた星組のべにーさんとあーちゃん版を鑑賞。
2018年2月の公演なので5年前なんですね。
こちらの演出は中村Aです。
べにーさんの演技は、よくこの人にルドルフをやらせようと思ったな……と感じるすごいものでした(婉曲表現)。
劇中劇の『ハムレット』はご本人が踊るんですね。で『ハムレット』を見たルドルフが「大根役者め」と毒づく(笑)。
べにーさんのルドルフは恋に生きてるというか、恋愛に逃避してる。
正直なところあまり繊細なルドルフではなく、マリンカがエロかったり、関係のあったツェヴェッカ伯爵夫人の「女度」が高いだけに、ほんと女性関係にだらしない皇太子であるという印象です。
これは元の脚本・演出というより、演じた人の性質によるものかも。
あーちゃんのマリー・ヴェッツェラは可愛い。清らかな乙女がしっくりハマる。
ルドルフから恋文をもらうときのツインテールや衣装が少女みをこれでもかと上げていて、ルドルフのロリコン感が強くなっちゃうんですよね。
でもあーちゃんならかくれんぼも狼男に襲われる少女も可愛いわ~~~!!
もう、ひたすらに可愛い。
あの可愛さはすごい。
あーちゃんは技術的にはいろいろ言われることのあるトップ娘役さんでしたが、あの紅さんの演技を正面から受けられるのが本当に素晴らしかったと思うわ。
今花組でひとこが演じてる役(フェルディナンド大公)、めちゃくちゃ大きくなったのね。
前のバージョンではボヘミア人の恋人もいない。
星組では最後に逮捕にくるのもエミール(桃堂くん)だし。
他にもほのか、ほっちゃん、はなこの出番も違ってて、今回の花組版は路線のパワーバランスを考えたんだなぁ。
あとジャン・サルヴァドルのかいちゃんかっこいいわ!
芝居も上手い。
主演コンビが芝居の人じゃないだけに、かいちゃんを見るとほっとする。
恋人のミリーははるこで、さすがの可愛さと上手さ。
花組ではびっくさんが演じてるフリードリヒ公爵役をカチャが演じてるのもびっくりよ。
色気のあるいい悪役です。
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