花組大劇場公演『GRAND MIRAGE!』を4回目を観てきました。
中詰のラテン、シボネー・コンチェルトが楽しすぎるんですよ。めっちゃ昭和なのに中毒性がある。
なので何度でも追いシボネーしたいところです。時間とお金があればね……!
まだ花組をご覧になってない方は、夏休みですんで、ぜひ。
というわけで、まずはシボネーの感想から。
みんな大好きシボネー、観るところがありすぎて困るんですよ。
同時進行で見どころが大量に発生するから困るんですよ。
目が10個あっても足りないんですよ。
Blu-rayで全画面アングル(ズーム可)つけてくれ、あるいは組子全員ビュー。
それは無理でもとりあえず団体賞を上げてほしい。
最初は男役が1列に並んで登場。
センターは専科で次期副組長のゆりちゃんかな。
シメさんファンで、超宝塚オタクでおられるのでこういうの出られるの嬉しいだろうな。
ものすごく楽しそうに踊っておられました。
ゆりちゃんの上手側にだいや。
だいやは黒髪&ひときわ濃い顔なので見つけやすい。ありがたい。
バリバリにダンスが上手く、色気がダダ洩れである。いつもながらあの人の色気どうなってんだ。
一言で言えば、どエロい。
色っぽいとかセクシーとか、そういうキレイな言葉で収まらんものがあるのよ。
あのエロさはどこからくるのか、ご本人はどこまで自覚的なのか聞いてみたいわ。
しかし聞く機会もなければ、あったところで聞く度胸もない。
(ファンから色気色気と言われてるだろうから知ってるけど、さほど狙って出してなさそうだなという気はする)
かれーちゃんはセリ上がりで登場。いつもながらめちゃくちゃポーズが決まってる。
そして昭和な喜多ダンスなのに、かれーちゃんが踊るとやはりどこかスタイリッシュ。
熱くパッションを出していても、そのスタイルの良さゆえか、ちゃんと現代のシボネーになってる……気がする。過去作は観てないのでアレですけど。
星組から戻ってきたあかさんが星男の熱さ出してるの、理解。
組替えはご本人にとっては大変だろうけれど、いろいろと化学変化があって面白いのも事実なんだよね。
シボネーの歌手のまいらの代役はたつきみおくん。
なんというドンピシャな人選。
しぃさまのねっとり色っぽい歌も堪能できます。
まどかを1人で右肩に担ぎ上げたまま登場したはなこちゃんにびっくりした。
こんなん初めて見た。
しかもそのままぐるっとリフトしてて、やることがえぐい。
そりゃまどかは体重2グラムらしいし、ダンサーだから体幹も優れているだろうし、経験も豊富だから乗るのも上手かろう。
とはいえ、はなこちゃんも中の人は「女の子」なわけでして、無理はさせないでいただきたい。健康でいてねっっ。
ちなみに美咲ちゃんとあわちゃん(だったと思う)は複数人に運ばれて登場。これが普通よねぇ。
ひとこ・あわのリフトもたいがいわけわからん凄さだった。
ていうか今回リフト多くない?
派手で楽しいけど、ジェンヌさんの負担は気になったりする。
銀橋を渡ったかれーちゃんが下手側でお休みしながら客席にひらひら手を振ってくれるのは楽しすぎた。
私は手を振る勇気はなかったんだけど(そこまでかれーちゃんに近い席でもなかったし)、お客さんと交流してる余裕ぶりを見るのも楽しいんです。
まどかがお迎えにきて、こしょっとまどかに話しかけたりしてるのを見るのも可愛い。
ほんと仲いいな、このトップコンビ。
トップ娘役のまどかが前に出て、それを後ろから見てるトップスターの図も珍しいけど、これもれいまどっぽいなぁ。
ていうかかれーちゃん、まどかを見てるの楽しいでしょう。
1列ずつ増えていくダンサーが「バッドパワー」みたいな感じ。あるいは『ノバ・ボサ・ノバ』。
今回のこの場面の振付は若央先生だけど、喜多ダンスをほぼそのまま生かして今回振り付けたとお聞きし、納得した。
花道にも下級生がだーっと走りこんできて迫力ですね。
1列ずつ居並ぶ花男はハンターの目をしている。やばいやばいやばい楽しすぎて死ぬ。
最後の総踊りは体力の限界に挑戦してると思うんだけど、限界の先にある快感がありそう。
ラストのだいやの肩の使い方がめっちゃ好きです。
熱い名場面でした。
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