『大逆転裁判』感想・2

宙組公演感想,宙組

宙組シアター・ドラマシティ公演『大逆転裁判』2回目を観てきました。
7月23日(日)12時の回です。

昨日は16列センター、今日は前方上手席と違ったところ(でもどちらも良席)で観れて楽しかったです。
全体をまんべんなく観るにはDCの16列センターって最高なんですよね。
ぜったいに前の人に邪魔されることはないし。

DC全体がとてもよくできた劇場で、どの席でもじゅうぶんに楽しめるとはいえ、その中でも特に良い席というのはある。

前方席はなんといってもオペラがいらない。使うけど(笑)。
オペラグラスだとどうしても視界が制限されるからね。
視界が狭められることなく、好きなところをきちんと見られるのは嬉しい。視力はあまり良くないので。
観劇のときだけ強めのコンタクト入れてます。

で、上手や下手の前方席に座ったときによくあるな話だと思うんですが、「見切れ」と言われる幕の中など本来見えてはいけないところが見える。
出演者がハケていったり、出番のスタンバイをしているのが見えることもあってお得感もあります。私はけっこう好き。

で、のあんくん演じるトバイアス・グレグソン氏なのですが。
法廷の場面で証人として女王陛下が出てきて「そこ、よろしいかしら?」と言われてのあんグレグソンが頭を下げて後ずさるシーン。
客席から全く見えなくなるところまでグレグソンのまま下がっていったのがさすがでした。舞台の世界観をけっして崩さない。
こういうのにプロ意識の強さを感じるわ。

グレイソン氏はなにかをもしゃもしゃ食べながら登場し(フィッシュアンドチップスかな)、食べながらしゃべる声音もお見事でした。

夏目漱石役のるのくん。
ほまちゃんやたっくさんのポジションを継ぐのかな。
小柄で愛らしいおじさんでした。下駄はいててもちんまり。なんせ周りは長身ぞろいの宙組生だからね。

今回の事件はいわば「夏目漱石殺人事件」なんですが、実在の人物をイギリスで殺したらアカンやろ!!と思いきや、そういう着地のさせ方をするか~~~~~と面白かったです。

大逆裁の夏目漱石さん、ネコを肩に乗せてるんですよ。
まどかを肩に乗せたはなこちゃんのインパクトには負けますが、充分に可愛い、じゅうぶんに気になる。

夏目漱石さんの肩乗りネコはもちろん取り外し可能。
パレードで肩にネコを乗せて登場し、フィナーレのお手振りでネコをふりふりしてみたり、隣のちっち(アイリス・ワトソン)に「ネコだよー」みたいなアピールをして、2人いっしょにネコでお手振りしたりして。

ずっるい‼︎(可愛すぎて)

ってなりましたわ。
くそう、可愛いおじさんが可愛い子と可愛いネコで可愛いことしてる。
可愛いの多重奏だ。

ちっちのアイリス・ワトソンは10歳の天才少女。
やってることは『逆転裁判』でのマヤ・フェイ(れーれ)に近いですね。
紹介時のストップモーションも懐かしい。可愛いです。

アイリスはこってぃ演じるシャーロック・ホームズと同居してて、設定だけだと犯罪の匂いがする。たぶん演じる人によっては(というか大半の男役なら)そんな感じになる。
ホームズがこってぃなのでそのへんのヤバさから逃れられてる気がするんだよね。

こってぃって『リッツ・ホテルくらいに大きなダイヤモンド』のパーシー(もえこ演じるジョンを大好きすぎる親友)みたいな、ロリコンとは違った方向のヤバい人が似合うんだよな……。
今回も、まぁ多少、そんな感じがしないでもない。もえこ成歩堂龍ノ介に肩入れしすぎだし。

2回観ると、法廷シーンでのこってぃホームズの表情がより楽しめます。
なので、2回は見るのがおすすめです。

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