『Fire Fever!』感想・2

雪組公演感想,雪組

宝塚大劇場で観た『Fire Fever!』9月12日(日)11時と15時半の回と、ムラ楽のライブ配信の感想の続き。
東京楽は見れませんでした。花組とかぶったんですよね……。
ショーの変更点、確認したかったんだけど。

都会のコンクリートジャングル

男役祭りなコンクリートジャングルです。
銀橋に並んだときのスタイリッシュな熱さが咲ちゃんの雪組でしょうか。

誰見ていいのかわかんなくて、とりあえず全員をなめるように見て、でも全員をきっちり見れるわけもないのでぐあああああ!!ってなります。
目が足りんのよ、人間には!!
昆虫並みの複眼になったところで脳は1個しかないから、実のところ足りないのは脳みそか。
現実的にはお金と時間と体力ですが。

アラベスク~アラベスクロケット

雪娘にスパニッシュは似合うんですよね。
帽子も、黒の扇も、裾が重そうなドレスも雪娘の圧に合ってる。かっこいい娘役さんを堪能します。

男役たちも登場。
中詰あたりだったかな、咲ちゃんのうしろで目を合わせてるあやあがが可愛すぎました。あやあが尊い。

今作の目玉の一つであるアラベスクロケット(71の炎)では、かせきょー氏の扱いに小さいころのあがちんを思い出してみたりしました。
スタイルや体格の良さとダンス力、押し出しが備わってるのがすごい。

トップの咲ちゃん以外全員ダルマのとこ、あやなちゃんはふつーにキレイなお姉さんすぎて困るよね。何が困るのかわかんないけど困る。
ちゃんとムーランルージュ的なところで働けそうで。

あがちんは意外と可愛かった。
ヲカマロケット経験豊富だから、可愛くなる術が磨かれてたのかしらなどと……。
生まれたときから(入団したときから)立派な男役さんだけど、「あたし可愛い☆彡」と 思いながらロケットセンター張ってた経験が生きている。

あーさが咲ちゃんに声をかけるところはつい楽しみにしちゃう。
男役1・2のなんやかやはいいなぁ~~~~~(わたしが腐だから)。
あーさの「上級生は全力で敬って愛します!!」みたいな重苦しさも好き。

ムラ楽では咲あさが「またね」「ああ」とため息交じりで言葉をかわしてました。

そして銀橋で咲ちゃんが「千秋楽!」と。

Fire Bird ~ Fire Fever

語り部あすくんの温かみのある歌が好きだ。
子どものときに寝床で読んでもらった絵本のような懐かしい歌。
泣きそうになります。

ブランカ・ひらめちゃんも、いかにもひらめちゃんらしい似合いの役。
永遠の少女には淡い寒色系のドレスが似合うものなのよ。
ひらめちゃんは学年を重ねて、「娘役」という虚像を美しく作り上げている。
本物の少女以上に清らかな少女になれるのは宝塚の娘役だから。

あやなちゃんのパブロもはまり役。
見守る視線が優しい。
ひらめちゃんより学年は下だけど「お兄ちゃん」な感じがあるのよね。(役柄は恋人です)

火の鳥・咲ちゃんは……ブランカひらめちゃんを復活させるわけでも永遠の国みたいなところに連れていくわけでもなく。
(次景のひらめちゃん、転生したわけじゃないよね?)
なんのために出てきた?とつっこみたくもなりますが、でもたまにはこういう設定もいいんじゃないでしょうか。

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