梅芸版『エル・アルコン-鷹-』配信を見たんだ・4

星組公演感想,星組

11月28日に見た星組梅田芸術劇場公演『エル・アルコン-鷹-』ライブ配信の感想の続き。

・ティリアンの手下、マスターズとスコットはひーろーとりっひー。
初演版よりも「仕事人です!」感が増した気がする。
渋い感じで、必殺仕事人的にというかお庭番的にというか、裏で悪いことをやりとげそうだわ。
暗殺?そんなもん10秒で終わる。みたいな。

・エリザベス女王のシーンがくるとわくわくする。
『エル・アルコン』きってのおバカソングです。

なっちゃんの上手い歌と、おバカさの塩梅が絶妙。
まわりの取り巻きのイギリス貴族たち(側近・女官)も顔芸全開でやってて楽しいだろうなぁと伝わってくる。

・グレゴリーの裁判シーン、3人とも歌うまくてすごいな!
こっちゃん、輝咲くん、まっきーのトリオとか、なんて耳福。
ムダに歌のクオリティが高い!ムダじゃないけど!

裁判官・まっきーはいい使いどころですわー。
「いきなり上手い人きた!!」みたいに、こちらのボルテージが上がるのを感じたもの。

レッドの父・グレゴリーの輝咲くんももちろん渋くかっこいい。
しかし彼がやると反射的に「ほんとに無実なの!?」「ほんとに善良!?」と疑いたくなって困る(笑)。

・星組の上級生美女・はるこ。
シグリット・シェンナ役が見られて嬉しい。
裏表ありそうな美人が宝石をジャラジャラさせながら、ネコみたいにティリアンにすり寄るのがいいのよ。釘をさしながらね。

お金とプライドと気品があるシグリットでした。
初演のみなみちゃんも好きだったけど再演のはるこちゃんも好き。
悪い美人の色仕掛け、たまらんわぁ。
(といって、さして悪いこともしていない気はする)

・悪どい商人・コールサックははるとくん。シグリットの兄でもあります。

初演より商人度が強めな印象。で、ちょっとコミカルな感じもしました。
大きな体なのに、小回りがきいて立ち回りが上手くて、商人らしい商人でしたね。

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