『アナスタシア』配信を見たんだ・3
12月14日(月)に見た宙組宝塚大劇場公演『アナスタシア』千秋楽・ライブ配信の感想の続きです。
・ネヴァクラブの場面、グレヴのキキちゃんは「この場には似つかわしくない格好の男」とプログラムには書かれてるんだけど、あまりそんな感じしなかったなー。
宝塚のスターさんのオーラゆえか。
キキちゃんのグレヴは複雑な背景をもつ男で、難しい役どころ。
グレヴの内面を伝えるべく、分かりやすくメリハリの効いた芝居をするわけにもいかないのがまた……。
でも、キキちゃんは歌で伝えてきますね。
革命によるロシアの雪解け。
ネヴァ河の流れに乗って、大きな歴史の流れに彼もいると。
・そらちゃんリリーの、若くなくて貫禄のある女性の真ん中ぶりが気持ちいい。
ネヴァクラブでの弾けた感じに「これこれ!!」ってなる。
歌えて踊れて華があるってすごいよ。
男役としては小柄な体格も、女役なら大き目で武器になる。
(だからって転向してほしくはない……バウ主演決まってるからしないだろうけど)
そらリリーはずんちゃん演じるヴラド・ポポフとの相性も良くて、2人のやりとりにわくわくする。
かわいい2人。
公私ともにノリが合ってるのが、舞台にも生きてる感じがする。
・バレエ『白鳥の湖』のシーン、キヨのロットバルトはやっぱりすごいわ!
身体能力がケタ違いな人間っているものなのね。
ああ、もう一度現地でがっつり観たかった……。
・ド庶民なのに黒燕尾を完璧に着こなす真風ディミトリ何気にすごくないか。
宮廷に出入りしてたわけでもないのに。
宝塚の男役トップスターとしては当然だけど、めちゃくちゃかっこいいですな。
さすが真風。
・さらには、豆の缶ふたつと交換したオルゴールがたまたま本物のアナスタシアの持ち物だったというディミトリの引きの強さよ。
・まどかアーニャの「騙したのね」の流れはやっぱりわからん。
むりやり理解しようと思えばできる気もするけど、レッスン受けてた段階でわかってたやろ!と言いたくなるわ。
・ずんちゃんの「ポ・ポ・フ」で「ポトフ食べたい……」ってなる。
実際にはポトフ作らないけど、「ポ・ポ・フ」は真似して遊びたい系。
・ラストシーンの大公女アナスタシア、すごいドレスで橋の上に現れるよね。
回りの人たちは何を思うんだろうか。
(仮装とかとは思わないよね?)
ちゃんと服着ないと寒いよ!と思いつつ、まどかもドレスも可愛くて目の保養です。
・フィナーレ最初のずんちゃん銀橋、緑の衣装きれいだし華やかで似合う。
けど、なんでこの衣装?ってとこはあるな。
あとパレードの衣装も色味を合わせてほしい……。
良い作品だけど、フィナーレは残念。
作品の統一感が欠けてしまうのよ。
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