『anan』No.2389

月組トップスターのれいこちゃんが表紙の『anan』No.2389を買いましたよ。

れいこちゃん、海ちゃん、ちなつの3人が掲載されていて、タカラジェンヌのページは全部で19ページあります。がっっっつりですわ!!ありがたい。
『歌劇』『宝塚GRAPH』という機関誌があるし、私は加入してないけどスカステなどもあるから情報に飢えることはほぼないんだけど、それでも劇団公式以外の媒体でいつもとは違った雰囲気のものが出てくるのは嬉しいものです。
着ているお洋服の値段を見比べるのも楽しい(笑)。

いやーしかしれいこちゃん麗しいわ。
いい表紙だ。
「色気の在りか」という号テーマがれいこちゃんのために用意されたかのようだよ。

れいこちゃんの大きな目にフォーカスしたような中の写真もよかった。
なにも語らないのに語り掛けてくるような目です。

インタビュー記事も読みごたえがありました。

れいこちゃんが退団会見の前にみりおが掲載されている『anan』を読んで「寂しい気持ちになっていいんだ、と思って楽になった」とか。
オリジナル作品(『フリューゲル』)を上演するベストな時期についてとか。

海ちゃんの芝居についての話は具体的でめちゃくちゃ面白かった。
イメージだけでは役作りが追いつかず、呼吸の仕方や体の使い方からアプローチすることもある、と。
この方法は『1789』のときに演出助手の生田先生が稽古をつけてくれたときに学んだものらしい。

美しい肩と背中を見せるブラックドレスに深い緋のベルベットの長手袋も素敵。

ちなつは黒地に大きな黄色の花が描かれた大胆なデザインの衣装。似合うわ。

ちなつのインタビューで面白かったのはショーの一場面『地獄変』について。

「役を演じるときに自分の感覚を使うことはありますが、私自身は、配分でいったら全部のエネルギーを注いでいくというより、一番伝えたいものとか確実に伝わるものを細く注いでいく感覚です。ただそのぶん濃度を濃く、想いは強くありたいと思っています。」

ちなつに感じるのは「俯瞰」。
舞台上でもそうだし、オフ(といってもスカステとかこういうインタビューとか)でもそう。
対象と距離をとりながら、どう見えるか、どう見られたいかを判断しながらいいポジションに存在する。
それは組の真ん中(トップスター)じゃなく、元々はスター育ちでもなかったからというところに由来している部分でもある。

次期トップスターが決まり、もうすぐ組の真ん中に立つとなれば意識の変化もあるのでしょう。

とはいえ、心配はしてないのです。これまでも小公演の主演などは務めてきたわけだし。
変化もまた楽しませてくれるはずです。

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