はなしかノバボサを見たんだ・1

宝塚以外

昨日は天満天神繁昌亭噺家さんによるなりきりタカラヅカ公演、「第7回花詩歌タカラヅカ ノバ・ボサ・ノバ」を観てきました。
5月14日(月)18時30分公演、千秋楽です(笑)。
ふと思い立って繁昌亭に行ったら当日券があってよかったよ! 立見だけど。ていうか2階席に立見あるのかよ! びっくりだよ!

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2階席からの景色。ちょうちんがずらり。

落語を4席やった中入り後に『ノバ・ボサ・ノバ』の上演となります。

とはいえ、こんなときにふつうの落語をやったって仕方がない。
どれもこれもタカラヅカ仕様です。

月亭天使さんが「まんじゅうこわい」、桂三金さんが「お茶会」、笑福亭生喬さんが「朝友」、桂あやめさんが「タカラヅカカフェブレイク」のパロディで「タカラジマカフェ無礼講」だったかな。

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・「まんじゅうこわい」はもちろんまんじゅうではなく「タカラヅカ怖い」な人が宝塚のDVDをせしめる話ですが、途中で「轟悠が怖い」「あの人読売演劇賞の女優賞とってるのよ。それもリンカーンで」とか、「集合日が怖い」「マギーさんっっ」とか、随所にタカラヅカネタが散りばめられていました。

・お茶会はジェンヌさんのお茶会のパロディ。

百貫で舞(ひゃっかんでぶ……これが桂三金さんのジェンヌ名的なもの)のお茶会なので、物販でなぜかまわしが売られてたり、登場したときにお客さんが椅子を思いっきり引いても客席間をうまく通れなかったり、じゃんけん大会でぐーちょきぱーのどれを出してるのかわからなかったり、出てくるのがお茶とケーキじゃなくて焼き肉食べ放題だったり。

百貫で舞さんのサイン色紙が当たる抽選が行われましたが、まさかの「本物に当たってしもうた!」という事態に。
本物=ジェンヌさんです。たぶんぴよぴよちゃんです。
ほかにしどりゅーとたおがいたのは確認しました。「かとりれいらちゃん」という声が聞こえてきたのでかとりーぬもかな?
別のときに「タカラヅカニュースの人がいる!」と噺家さんにつっこまれてました。

・「朝友」はほぼ『ANOTHER WORLD』。レアなものを聞かせていただきました。

ちゃんと落語、ちゃんと面白い。
ていうかうまい。
声の使い分けがすごいんだよおおおおおお。
落語とか文楽のように一人で何役もつとめる芸能がありますが、うまい人はこれが本当に見事で……。ああ満足。

とはいえこれもタカラヅカ仕様で、船頭が出てくるところで「もっとすっとした、色の白い人のイメージが」「天寿光希さんか!」とか、奪衣婆が出てくるところで「虞美人みたいな人かと」「それは音波みのりさん」とか、星組公演ネタも仕込まれています。

・「タカラジマカフェ無礼講」は新公主演コンビが出てくる設定。

ふわふわしたしゃべりをする娘役に髪飾りの作り方を聞いたらハンダゴテ使用だったり、ガーデニングにハマってるという話を掘り下げたら木を植え替えたり石を割ったりの造園の域だったり。
やたらに力が強い理由を聞いたら「男役さんと違って(ファンがいないから)荷物を自分で運ばなきゃいけない、しかも荷物は男役さんより多いから」だったり。
どう考えてもふわふわしてないのに「うふふ」で全部チャラにしようとする。
作りこまれた娘役像に容赦ないツッコミを入れてました。

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