『カンパニー』感想・1

月組

『カンパニー -努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』2月17日(土)11時公演と15時公演(阪急交通社貸切)を観てきました。

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観終わっての感想は「すっごいふつー」です。
予想してたよりマシだった。まぁこれはダーイシ作品に対する忌避感が強くて、原作を読んだらやっぱり期待できないなとなったので、元のハードルが超低いところに設定されただけです。
とりたてて面白くもないけど腹が立つほどの作品でもないし、宝塚らしいバレエの場面などもあるし、話もわかりやすいし、悪くないんじゃないでしょうか、ハイ。
リピート欲は湧かないけど、一見さんをお連れするとして「やめとけ!!」というような作品ではないと思います。(でも一見さんはベルばら的なもののほうを観たいだろうか)

リピート欲が湧かない一番の原因は、「この場面をもう1回、いや2度3度、何度でも観たいィィィ!!!」と思う場面がなかった点です。
どの場面も悪くはないんだけどさ。月組生の芝居は好きだし。

というわけでダブル観劇しての2回目はぼんやりした感じで観てましたが、併演のショー『BADDY』がものすごいテンションの作品なので、芝居はこれくらいあっさりしてるほうがバランス的にはいいのかもしんない。
芝居もショーもものすごいと観るほうも疲れそうじゃん。

ダーイシは古典物だと現代人による解説を入れますよね。『殉情』にせよモンテにせよ。
今回は舞台設定が現代日本なので本筋とは別の「現代人パート」はなかったんだけど、「バレエあるある」を相撲などに例えたりする一種の解説はありました。
「舞踊研究所」に対して「落研」を出して説明したり。
その種の解説が多すぎてちょっとうるさいかなぁ、とは感じました。そこまで説明されなくてもわかるし。

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月組

Posted by hanazononiyukigamau