『ポーの一族』感想・7

2021-01-23花組公演感想,花組

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・ユーシスの話が幕の向こうであっという間に終わってびっくりする。
退団する矢吹くんのの見せ場になるはずだったのに……。
いやでもあんまり「美少年」ノリの人じゃなかったからこれくらいのほうがいいのか……?

・小池センセイといえばホテル!!
幸いエコホテルではなかった。

ポーツネル男爵一家4人の「絵になる」具合がすごい。
ホテルの客たちも言ってたけどほんと1枚の絵みたいだよ。

・「しかも独身」と紹介されるちなつ演じる医者・クリフォード。
お嬢さんたちが「まぁ~」と群がるが婚約してるって……ムダな期待をさせてくれる。
まぁ婚約していてもクリフォード先生は女に手を出しまくるのであるが。

ちなつはなぜエロいことしてなくてもエロいのか。
すげー爽やかな顔してんのに。

クリフォードがシーラに対してわりと純情な演技なのは、エサじゃなくて一族に引き入れようとする改変に合わせたものなのかな。
で、医者がエサじゃなくて一族候補に改変されたのは、宝塚のヒロインが悪玉になっちゃいかんということなのかなと思ったんですがいかがでしょうか。

・マイティーがちなべーカップルを「なんて完璧なカップルなんだ」「神様は不公平」とあまりにもストレートに褒めてて、ちなマイの関係を勘繰りたくなった(役名で書け)。

・アランにワゴンをぶつける舞空さん。
ほほう、こうやって売り出してきたかー。

・怪我したとはいえ、初対面で指の血を吸ってくる相手ってヤバいよね?

・ジェインを「私、気に入りましたわ」と2回も言うシーラ。
そんなに気に入りましたか。

・降霊術やるんだ。
大公ポーって普通の人間じゃないけどちゃんと降ろせるのね。
肉体の消滅とともに霊魂も消滅してるかと思った。

・みれいちゃんのマーゴットがうっまい!
存在感はあるけど場を壊さない。
「キャーハハハ」って笑い方がほんとムカつくんだけど、原作のイメージどおりだわ。

気が強くて感じの悪いレディではあるんだけど、それだけじゃない。
彼女なりのやりきれなさも感じさせる。

母親に「お前も純情そうに振る舞うのよ」と言われての「もう間に合わないかも」がとてもいい。

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